なにをして擁護と評価するか・判定するか。
「今月の政権支持率は、〇〇社では42%でしたね」などという確認で不機嫌になられても困るんだ。正解はおそらく「下がりましたね」であり、同社の比較で先月より上がっている場合でも、別の社との比較では低下しているように見える場合はその数字を採用すればよかったのだろうが、それ「ダメな文系」の手口じゃないかな。いや、そういうのを喜んでいた理学博士を目の前で延々見せつけられた身としては、単にダメなひとであるだけだ、と思うのだが。
どこに安倍政権擁護を読み取るかは反アベ主義者の専決事項という無意識的前提があるらしく、ここを論点化することは差別感情の突沸等々を読み取る練習として興味あることか、などとも思う。
私は個人的には安倍政権に批判的で、経済政策の不徹底等を嫌う立場なのだが、しかし確固たる反アベ主義者からすれば、いちいち事あるごとにアベを馬鹿にしないのはアベ支持者以外のなにものでもないように思う…らしい。
北海道・札幌だったか、野党が勝てなかったことがあった。
そこで私は「あの赤い大地・北海道ですら勝てない」と言ったのだが、老害氏は「騙されてるんだよ!」。
いや、五区は自衛隊員が多いのだそうで、そこで勝てないのは当然のこととして、ほかの区でも勝ててないんだと言ったところこれを遮って「騙されてるんだ!」。どこがどう騙されているか分析しないといかんでしょうがと言っても「騙されてるんだよ!」。
投資をしているので政治経済に詳しいという自負を押し出しているので、まあたまには役に立つことをいうんでないか、言えば称賛できて、彼の自己承認欲求にも良いだろうと思って話をつないだらこうで。
そしてこうした会話は、彼にとってはアベ主義者をあぶりだし、そんな愚劣なアベ主義者をしつけてやるという一連の善行のつもりらしかったのだ…。なにしろ、『方々を回ってお前の悪口を聞いてやってきたが、そんな話を聞いてこれるのは自分が人に信頼されているからだと思わないかね? そんな私の人格を見習って君は人格を磨きなおせ!』などと主張していたからなあ…。
メモの先例:「「70歳定年」のメモ:批判と言うのはこうやるんだ」(2018-12-07)
メモの先例:「記事タイトルが既に解答を与えているようですが」(2019-07-01)
「別に安倍政権を賞賛しろといっているわけではない。あれこれ手を出しては中途半端になってんじゃねえのか、という疑いは大いにある。だが、といっても、右派向けアピール=靖国参拝を表看板にしなくても支持者を延々確保し続けているのは、それはその限りであれ成功と言うべきだろう。
…しかし、反アベ主義者はなあ…安倍(の仕事・支持率)を否定的に述べないことだけで怒るからなあ…。」
結局、最終的には、方々に私の悪い噂を流したうえで縁切り宣言をしていった。
メモの先例:「見ていた記事メモ(2018-04-17)」(2018-04-17)
「仕事の話をするより、安倍首相やトランプの個人的な悪口を言うのが重要であると信じ、話をそらそうとしても必ずそこへ戻し、延々喋りまくり、異論反論コメントを拒否して、その「卓見」への同意を求め続けるので、エライこと困ったのだ。」
私としては「トランプは狂人だよ!」で済む説明体系には興味を持たないのだが。あまりに雑すぎて、理論的発展性もなにもあったもんじゃないので。
まずは、事実と評価とを区別すべきだろうね。
「Aということを新聞が報じた」という事実は、それはそれで受容せねばならぬ。「支持率はXX%、前月同社比でX%上昇」ということを言うのは、別に安倍政権支持ではない。もちろん「~X%低下」と報じられたことに言及することは、それ自体としては安倍政権批判ではない。ほとんど小泉進次郎構文だが、まずはその小泉進次郎構文水準は達成しよう。同様に「X大のY先生が、安倍政権のXXをZZと判断した」という言及自体、安倍政権支持でも不支持でもない。
…まあ、わざわざ時間をかけてそんなことの言及をすること自体、すでになんらかの意思の表明であるというのも、その通りですけど。
だからと言って即座に一切合切リンクさせてしまうのはうまくない。事実確認とその評価評定とは、しばしば別の営為であろうことだ。
まあ評定の基準つくり・選択からしてすでに思想が入り込んでいるといえばその通りですけど。
そこらへんの吟味。ダメな類のひとはほんとにできないんだよなあと、そんなことを思い出話とともにメモ。
…講義の用意でもあるんですよ、これ…。
追加
まあその、誰に何を売ろうとしているのかはわかりやすいですねと。
面倒だからあんまり売らないでくれるとうれしいけど。右も左も、学生が下手に染まると面倒なので。
「今月の政権支持率は、〇〇社では42%でしたね」などという確認で不機嫌になられても困るんだ。正解はおそらく「下がりましたね」であり、同社の比較で先月より上がっている場合でも、別の社との比較では低下しているように見える場合はその数字を採用すればよかったのだろうが、それ「ダメな文系」の手口じゃないかな。いや、そういうのを喜んでいた理学博士を目の前で延々見せつけられた身としては、単にダメなひとであるだけだ、と思うのだが。
フォロワーの皆様はどうお感じかは知りませんが、基本的に私は安倍政権には是々非々のつもりです。しかし、世の中の反安倍の人があまりにアレすぎて、「いやいやお前、それはただの難癖やで」と突っ込む流れから、安倍政権擁護になりがちな気はする。。
— 事務課リー🏆🏆 (@zimkalee) April 9, 2020
どこに安倍政権擁護を読み取るかは反アベ主義者の専決事項という無意識的前提があるらしく、ここを論点化することは差別感情の突沸等々を読み取る練習として興味あることか、などとも思う。
私は個人的には安倍政権に批判的で、経済政策の不徹底等を嫌う立場なのだが、しかし確固たる反アベ主義者からすれば、いちいち事あるごとにアベを馬鹿にしないのはアベ支持者以外のなにものでもないように思う…らしい。
北海道・札幌だったか、野党が勝てなかったことがあった。
そこで私は「あの赤い大地・北海道ですら勝てない」と言ったのだが、老害氏は「騙されてるんだよ!」。
いや、五区は自衛隊員が多いのだそうで、そこで勝てないのは当然のこととして、ほかの区でも勝ててないんだと言ったところこれを遮って「騙されてるんだ!」。どこがどう騙されているか分析しないといかんでしょうがと言っても「騙されてるんだよ!」。
投資をしているので政治経済に詳しいという自負を押し出しているので、まあたまには役に立つことをいうんでないか、言えば称賛できて、彼の自己承認欲求にも良いだろうと思って話をつないだらこうで。
そしてこうした会話は、彼にとってはアベ主義者をあぶりだし、そんな愚劣なアベ主義者をしつけてやるという一連の善行のつもりらしかったのだ…。なにしろ、『方々を回ってお前の悪口を聞いてやってきたが、そんな話を聞いてこれるのは自分が人に信頼されているからだと思わないかね? そんな私の人格を見習って君は人格を磨きなおせ!』などと主張していたからなあ…。
メモの先例:「「70歳定年」のメモ:批判と言うのはこうやるんだ」(2018-12-07)
メモの先例:「記事タイトルが既に解答を与えているようですが」(2019-07-01)
「別に安倍政権を賞賛しろといっているわけではない。あれこれ手を出しては中途半端になってんじゃねえのか、という疑いは大いにある。だが、といっても、右派向けアピール=靖国参拝を表看板にしなくても支持者を延々確保し続けているのは、それはその限りであれ成功と言うべきだろう。
…しかし、反アベ主義者はなあ…安倍(の仕事・支持率)を否定的に述べないことだけで怒るからなあ…。」
結局、最終的には、方々に私の悪い噂を流したうえで縁切り宣言をしていった。
メモの先例:「見ていた記事メモ(2018-04-17)」(2018-04-17)
「仕事の話をするより、安倍首相やトランプの個人的な悪口を言うのが重要であると信じ、話をそらそうとしても必ずそこへ戻し、延々喋りまくり、異論反論コメントを拒否して、その「卓見」への同意を求め続けるので、エライこと困ったのだ。」
私としては「トランプは狂人だよ!」で済む説明体系には興味を持たないのだが。あまりに雑すぎて、理論的発展性もなにもあったもんじゃないので。
まずは、事実と評価とを区別すべきだろうね。
「Aということを新聞が報じた」という事実は、それはそれで受容せねばならぬ。「支持率はXX%、前月同社比でX%上昇」ということを言うのは、別に安倍政権支持ではない。もちろん「~X%低下」と報じられたことに言及することは、それ自体としては安倍政権批判ではない。ほとんど小泉進次郎構文だが、まずはその小泉進次郎構文水準は達成しよう。同様に「X大のY先生が、安倍政権のXXをZZと判断した」という言及自体、安倍政権支持でも不支持でもない。
…まあ、わざわざ時間をかけてそんなことの言及をすること自体、すでになんらかの意思の表明であるというのも、その通りですけど。
だからと言って即座に一切合切リンクさせてしまうのはうまくない。事実確認とその評価評定とは、しばしば別の営為であろうことだ。
まあ評定の基準つくり・選択からしてすでに思想が入り込んでいるといえばその通りですけど。
そこらへんの吟味。ダメな類のひとはほんとにできないんだよなあと、そんなことを思い出話とともにメモ。
…講義の用意でもあるんですよ、これ…。
追加
安倍に騙されてきたバカもたいがいですが、メディアの役割を放棄して、安倍礼賛報道を続け壊国に加担した自称保守論壇、バカウヨ向け月刊誌とか、責任とって廃刊にすればいいのにね。まあ、恥を知らないから、ああいうビジネスをやっていたのでしょうけど。
— 適菜収bot(4/21新刊『国賊論』発売。メルマガもよろしく) (@tekina_osamu) April 8, 2020
まあその、誰に何を売ろうとしているのかはわかりやすいですねと。
面倒だからあんまり売らないでくれるとうれしいけど。右も左も、学生が下手に染まると面倒なので。
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