空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アルシャバブ・Hizbul Islam,衝突す―モガディシュ

2010-06-22 23:55:32 | ソマリア関連
 アルシャバブ・Hizbul Islamがモガディシュで衝突。戦闘員少なくとも10名が死亡,民間人をふくむ20名ほどが負傷した模様。

Garowe Online 10 killed as Somali militants fight in Mogadishu Jun 22, 2010 - 1:36:03 AM

 Yaqshid地区のmilitary postをどっちが監督するかで諍いが始まり,そこから派生したもののよう。現場を脱出する民間人は,彼らの苦悩に配慮しないということで両派を非難する。

 両派の間の緊張は様々な小事件で高まりつつある―Hizbul Islamが中部ソマリアの支配地域を政府側に譲るなどという話が出てもおり,またベレトウェインではアルシャバブに鞍替えしたHizbul Islamの人々が月曜,お披露目したとか。

 Aweysはなおもモガディシュ近郊にあり,アルシャバブに取り巻かれてはいるが,武器の引き渡し―降伏を拒絶したまま。

 彼の拒絶が何に由来するものか,まだ分かりかねます。
 ですが私は,Ibbi氏がいう『国家の尊厳』に彼ら=Hizbul Islamは反しない―という発言に注意したいと思います。Aweysは,或いは,イスラミストとしての闘争からソマリ人解放闘争としての性格を脱落させたくないのではないか,と。

 アルシャバブはいつの間にか,アルカイダとの連携を誇らしげに語るようになりました。ソマリ人の闘争は,いつのまにか,米国との闘争に読みかえられていってます。

 そうした現状に,古参闘士としてAweysはどんな結論をだすものでしょうか。

 ―とりあえずTurkiは,現在の(Kismayoのアルシャバブの)闘争方針を容認し,場合によってはオガデン解放戦線の戦闘員をもエチオピアの狗扱いする用意があるようですが。あのレッテル付は,なんぼなんでもひでぇんじゃねえかと思うんですがねー。

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