空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アラバマ:中絶禁止法は連日の話題になっている様子

2019-05-26 12:45:39 | Newsメモ
BBC US groups sue Alabama over 'extreme' abortion ban 24 May 2019

関連:「アラバマ:中絶禁止法(2019-05-16)」

 いえもう、本当に、「政治というのは妥協の産物ですよね」とかできるだけ多くのヒトに納得していただきたい感。中道ってわけにいきませんか、と仏教徒っぽくも言ってみたい。

And the issue remains divisive nationwide - a 2018 Gallup poll found 48% of US women identified as pro-choice and 47% as anti-abortion.

 なら妥協できる案はその間にあるだろうよ。

 別に中絶合法化しても、女が悉くヤリMAXになって二ヶ月に一回ずつ中絶するわけでなし。いやいるかもしれんが、その場合の危険性は医学的にほぼ明らかなんじゃないかねえ、聞きかじるだけでも、三回中絶するとえらく妊娠しづらくなるとか。五六回、七八回もやれば、中身が荒れすぎてそもそも妊娠しなくなるとかないかねえ。

 なのでまあ、「一応、法的に禁止にはしないけどさあ」というあたりが落とし所だとは思うんだ。

The groups called the "extreme" law a "manmade public health emergency".

 正直、ほぼ全面的な中絶禁止は、健康上もそうだが社会秩序上の危機をももたらしかねないと…。

The southern state's controversial abortion law has made national headlines for weeks.

 …ちょっときっつすぎたんでしょうよ、そりゃあ…。

The law allows exceptions only if the mother's life is seriously at risk or the foetus has a fatal complication.

 おいまて、それだと優生学的中絶に大きく道を開くぞ。いやその、実際正直なところ、ものっそい障害児が生まれて必ず大絶賛しないと人間扱いしない、という倫理観もかなりどーかと思うが、妊娠中絶の主たる理由として選ばれるほかないような状況は、それはそれで…。

On Friday, Missouri's governor signed into law a bill banning abortions after eight weeks of pregnancy, with no exceptions for rape or incest.

 まあこれはいいんじゃないですかね。二ヶ月なら、まあ概ね誰でも気付くレベルの妊娠状態になっていようし、強姦での妊娠なら、もっと以前に決断が為されているはずだ、というのも―まあ、一応、そこそこ合意が取れるかなあと。これを三ヶ月にするかどうか、10週にするかどうかは、母体保護と意思決定までの時間的猶予との連立方程式であろうか。

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