空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

地獄からの使者かお前は、という気はちょっとする

2021-02-14 13:04:05 | Weblog
 地獄からの使者かお前は、という気はちょっとする。
 いやまあ、言っていることの内容はその通りだろうけど。

 というか、アカウント名にばっちりevilとある。





 これなどは一幅の絵としての味わいさえある:



 ―これが嫌な状況だというなら、じゃあどうすればよかったか。極めて単純で、モノを考えも現代の情勢も何も考えない案としては「若いうちにさっさと良さそうな男をたぶらかせ」になるか。
 …いやそりゃ私だって、22,23ほどの小娘が「…か…かぞく、みんな…事故でしんじゃって…お葬式も、わたし、やりかたわかんなくて…おかねなくて…あの…私、どうすれば…?」とか涙ながらに訴えかけられればそりゃあ、その。
 他方『お前を逃すとかなりヤバそうだなあ』というお年頃の人に「貴方は次男なんだから親の面倒を見る必要がないんだから私の親の面倒をみて! 公務員なんだから定時で帰ってあとは家族サービスに専念して! 研究は辞めるんだから今後は私と私のお母さんの為だけに生きて! 年一回は海外旅行できる生活がいいわ! 料理はできるのよね!」等々と畳みかけられれば、そりゃあその。



 非常に現実的な励ましの言葉になってはいるが、だからといって厳しさ自体は厳然とあるなあ、と。
 …大体さっきの話の例では、太い実家生まれの東北大理学部博士が「働きたくないから専業主婦で!」と言ってきても、まあその、もうちょっと博士らしいトークできませんかねという気も。

 ともあれ。

 これが我々が到達した男女平等の世界の表れでもあり、それこそ価値観のアップデートをしてみるべきなんでしょう。女性が社会進出できる世界というのは、男性とその席を奪い合う局面もでてくるわけであり、そうした闘争も含めての自由ですから(資源が潤沢なら、それほど闘争する必要もないですが)。
 そしてそうした闘争から降りて、旧弊たる男女観による世界に撤退する自由もあるわけだけれど、そっちはそっちでそっちなりの価値評価基準もあるわけで―つまりまあ、専業主婦になりたい場合は、家政能力が問われもするわけですし―そうしたアピールは、博士号とはまた別になされるとよいかと。

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