空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

理系文系以前の問題だという気がする話

2021-02-14 12:21:10 | Weblog
 たまに見かけるが、リアルタイムで見かけたのでメモ。



 スケール感を持たない例。
 聞きかじった単語を無批判・無検討でもてあそんでいる例、とでもいうと厳しすぎるという評価になろうか。

 プレートは、さしあたりガッチリ固体をしている地殻だけでもキロメートル単位の厚み。したがって、接触して摩擦パワーを貯めている個所を特定して、そこにボーリングで穴をあけて、例えば爆薬を設置するとしても、まあ…すごいボーリング技術ですよねという話になるだろう。

 そして我々人類は、キロメートルレベルで土砂・岩石を吹き飛ばすパワーのある爆薬をもちあわせていない。

 ソ連の核実験で作られた湖、チャガン核実験の「成果」でさえ、直径400mほど、深さ100mということで。さしあたりこの10倍の深さに到達するためには―。

 そして10倍でも、さしわたし4kmにわたって影響するに過ぎない。東日本大震災関係の震源域は40kmほどはありますわね? つまりチャガン核実験の、とりあえず100倍は核爆弾を吹っ飛ばさないと足りないことになる。…大人しく地震をくらったほうが被害、少ないんじゃないかな。

プレートの動きを止めると、地球内部の運動が止まるから急速に寒冷化する…とかもあるんですかね?

 というのも因果が逆転していて面白い。地熱の供給が止まった冷えた岩石の塊になれば、そりゃあプレートは動かない。他方、プレートの動きを止めるということが、よし可能だとして―それは惑星内部の運動(やら熱やら)をどうこうできるものか、どうか。

 つまりまあ



 こういう場合の「都会の私大」による一例なんだろうなあとちょっと納得を試みた。
 あとまあ、私としては研究費マネーゲームは理解するので、理工系はさっさと多額の研究費を取ってこい、という気がする。私に勝てる人はどのくらいいるのさ―ってまあ、所詮私だって上位10~20%でしょうけど。

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