空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

いわゆる「闇バイト」関係記事を少々まとめて読んでおく

2024-11-14 22:11:11 | Newsメモ
 教員的にチェックしておこうと思った闇バイト記事、である。まあ業務として、若い衆の動向をちょっとチェックしておこう。うちの子たちは大丈夫だろう―ではなく、一応。

千葉日報 「闇バイト」で空き巣か、高校生ら逮捕 「報酬2人で40万円」「指示受けた」 野田の女性宅に侵入、高級バッグ盗んだ疑い 千葉県警 2024年11月14日 18:48

千葉県警は14日、住居侵入と窃盗(空き巣)の疑いで東京都江戸川区の男子高校生(17)と、同葛飾区の自称高校生の男(18)を現行犯逮捕したと発表した。SNSで「闇バイト」に応募したとみられる。県警によると、2人は指示役から犯行の前日、出向く場所を告げられた。「そこにいけば金目の物がある」と言われていたという

2人の逮捕容疑は共謀し、13日午後2時45分ごろ、千葉県野田市の女性(49)宅に侵入し、ブランド品のショルダーバッグなど計12点(計140万2500円相当)を盗んだ疑い。女性は留守だった

県警捜査3課によると、2人は友人関係。自称高校生は容疑を認めているが、高校生は「窓ガラスを割っただけで、家の中に入っていない」と供述している

事件当日、被害者女性宅の近くに住む女性の知人男性が、女性宅で室内飼いされているはずの犬が外に出ていることに不審を抱き、女性宅の窓ガラスが割れていることにも気付いた。この男性が玄関から出てきた自称高校生を確保。一緒にいた男性の知人が逃げた高校生を取り押さえた

 この高校生たちはこれ以前に、荷物の受け渡しを試み、しかしそれにしくじり、より危険度の高い事案に手を出した―という恰好。

NHK 大阪 “闇バイト”のリーダー格として事件関与か 容疑者逮捕 2024年11月14日 18時46分

ことし4月、大阪 淀川区のマンションの部屋が数日のうちに2度にわたって侵入されるなどし、現金など1400万円相当が盗まれました。警察は実行役とみられる人物の1人に指示を出したとして、37歳の容疑者を邸宅侵入の疑いで逮捕しました。闇バイトを通じてメンバーを募り、リーダー格として事件に関わった疑いがあるとみて調べています

 二度にわたって狙われ、二度目の事例では

2件目の事件では、実行役とみられる21歳の被告がマンションに侵入した罪で先月起訴され、警察は指示役がいるとみて被告の携帯電話を解析するなどして捜査を進めていました

住所・職業不詳の今井裕治容疑者(37)が被告に対し、マンションへの侵入や現場の写真撮影などを指示した疑いがあることが分かり、警察は13日、邸宅侵入の疑いで逮捕しました

実行役とみられる21歳の被告は、ことし3月に山口県下松市の住宅で起きた強盗傷害事件でも起訴されていて、警察は今井容疑者がリーダー格として淀川区のマンションで起きた2つの事件に加え、山口県の事件などにも関わった疑いがあるとみて調べています

 認否は明らかではない―と記事は〆る。しかし警察発表~報道内容が事実としてみれば、組織犯罪そのものといった風に見える。貧困に切羽詰まった若者がやむを得ず手を出した―というより、組織的・継続的な事業としての犯罪のようだ。

朝日新聞 「闇バイト」でバール持ちマンション侵入か 社長宅で高額窃盗被害も 宮坂知樹2024年11月14日 17時12分

会社社長が住むマンションにバールを持って侵入したとして、大阪府警は14日、住居・職業不詳の今井裕治容疑者(37)と広島市南区出汐2丁目の会社役員、前川智一容疑者(40)を邸宅侵入容疑で逮捕したと発表した

また、広島市南区宇品西4丁目のとび職、島宏至(ひろし)容疑者(21)を社長宅への住居侵入未遂容疑で9月に逮捕していたことを明らかにした

 とまあ、以上、かなり組織的・継続的な犯罪集団の仕事と見える。
 以下の例の場合、末端の切り捨て要員として、弱体な個体を調達した―という属性が強い。

産経新聞 個室トイレ「3回ノック」が受け渡しの合図 闇バイト少年が明かす「普通の子」搾取の構図 2024/11/12 11:00

「無知だった」。個人情報を盾に脅迫され、特殊詐欺の受け子や出し子の「闇バイト」を命じられた愛知県内の少年(18)は今も自分を責め続ける。オンラインゲームの課金の支払いに窮し、交流サイト(SNS)で見つけた「高額融資」の投稿を軽い気持ちでクリックしたのが転落の始まりだった。10月に少年院を出院した少年は産経新聞の取材に、後悔を語った。見えてきたのは「普通の子」だから巻き込まれる搾取の構図だ

 高校中退ののち、ネットゲームの課金で首が回らなくなり―という。

2月下旬、少年は埼玉県川口市にいた。約1週間ホテルに泊まり、指定する住宅にタクシーで向かうよう命じられた。スーツを着て、耳には指示を聞くためのワイヤレスイヤホンを装着。「お手続きのためキャッシュカードをお預かりします」。「銀行員」を装って住宅を訪れ、お年寄りからカードを受け取った。

コンビニのATMに到着すると、伝え聞いた暗証番号を打ち込んで30万~40万円を引き出し、商業施設のトイレの個室に入った。3回ノックが受け渡しの「合図」。ノックを返し、下の扉の隙間から現金を差し出した。

こうした「受け子」や「出し子」に東京や埼玉で10回以上関わった。だまし取った総額は1千万円を超え、自分の口座には報酬として50万円が振り込まれた


 こちらの例だと「困窮した若者が」というのに近くなる。…必ず少年であるというのが、恐らく同様の状況に陥った少女なら性風俗にいくからだろう。
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