空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アウェイスはイスラミスト諸派に自重を求める

2009-05-02 15:56:46 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia: Sheikh Aweys warns against targeted killings May 1, 2009

 5月1日,モガディシュ発。Sheikh Aweysはバカラ・マーケットのAbu Hureira Mosqueにおける金曜礼拝でイスラミスト諸派に自重を求める。「殺害というのは,ただ宗教によって批准されたときのみありうるものであって,法令によるのでなしに他人を殺害することはできぬ」とまあ大意訳。イスラミスト諸派に相互に標的とし合うことに関する警告を発し,それは「兄弟間に即座の戦争状態を引きおこす」ものである。

「私はこんな者を信じない,こんな者は敵であって,そうした行為は殺害を正当化しないのだ」と付け加える。

 まあつまり,昨日本blogに書きましたか,「アルシャバブ指導者が暗殺される:モガディシュ」を受けての発言ですね。内相周辺への攻撃はアルシャバブによるものであり,アルシャバブ重要人物の暗殺はイスラム法廷側の行為である,イスラミストであるのに,相互に相互を敵とする志向は如何か,とまあそのようにAweysは語るわけですね。

 ある種,『お前が言うな』というものではありますが。
 尤も彼自身については,武装組織の直接の長ではないでしょうし,基本的に弁論で戦っている人ということでもあり,ぼうりょくはんたい!な発言もありでしょうが,

 あれだけ敵対的雰囲気を醸成しまくってて何を,ということもある。

 それにねえ…『政府一般に対する攻撃』ならまだしも,先日来のアルシャバブの内相周辺への攻撃は意図的な集中と読むのは容易だし…。

 ところで本気で人がいねぇんですけど。建物の中。
 …ボスの退職が近いんだが,私もその後の身の振り方を考えた方がいいんだろうか…。…ちょっとなあ…後任誰かな,とかなあ…。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« UNがアルシャバブと交渉する... | トップ | スリランカ軍は砲撃を実施し... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ソマリア関連」カテゴリの最新記事