「政治的性向のため両極端に立って相手を非難するコメント」

中央日報 【取材日記】庶民のうめき声が聞こえないのか＝韓国 2018年06月01日16時20分　チェ・ジュンホ／産業部記者

「アンケート調査で小商工人は最低賃金引き上げと高い賃貸料に最も苦しんでいると明らかにした。チェ・スンジェ小商工人連合会長は「政府は所得主導成長を主張しているが、小商工人は成長に達する前に枯死しそうだと感じている」と伝えた」

「所管部処の中小ベンチャー企業部の官僚も取材記者に「今後は分からないが、まだ最低賃金が小商工人を苦しめたわけではないと把握している」と述べた。高い賃貸料問題も政策の失敗による結果という自省はなかった」

　個人的に思うところがあったのは「政治的性向のため両極端に立って相手を非難するコメントが多かったが、ところどころに深刻な不況に苦しむうめき声が感じられた」との指摘。両極端の声高な罵り言葉は音量としては高いのだろうが、その端々に、あるいは狭間に、サイレントマジョリティの問題点が透けて見える。ここに注目したい。

「現場の諌言を政争や票につながらない騒音として受け止めているのではないだろうか。しおれた草花は水と肥料を与えれば生き返るが、枯れて干からびてしまえば終わりだ。時間は多くない」

　もって他山の石としたいところ。まあその、こっちは向こうの二倍の人口がありますから、単純に考えて耐久力は二倍ありますが、「時間は多くない」のはこちらとしても同様でしょう。

毎日新聞 文大統領の支持率８３％　南北首脳会談後に急上昇 2018年5月4日 18時44分(最終更新 5月4日 18時44分)

「韓国ギャラップが４日発表した世論調査結果で、文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率は８３％となった。４月２７日の南北首脳会談直前に行われた前週の調査より１０ポイント増と急上昇した」

「５０代以下ではいずれも８０％を超え、まんべんなく支持を集めている」

　まあ、そりゃ、大課題に敢然と取り組んで一定の成果をあげましたからねー。
　この点、れいの「モリカケ」で延々ねちねちいびられていても、安倍政権・自民党の支持が手堅いのも同様ではあろう。いやどっちの熱烈支持者も怒り出す気はちょっとするが。