「コインロッカー・ベイビー」テーマ

　ある種の怪談の精神的基盤になっているようだ―ということもあり、気になりもしたので少々出会った事例をメモしておく。


読売新聞 女「ホテルで産んだ」、クーラーボックスも購入…コインロッカー男児遺体 2022/06/12 10:37

「北海道のＪＲ千歳駅のコインロッカーで生後まもない男児の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された住所不定、無職の女（２２）が男児について、「ホテルで産んだ」と供述していることが１１日、捜査関係者への取材でわかった。女は札幌市内のホテルやインターネットカフェを転々とする生活を送っていたといい、道警は、女と男児の関係や遺棄の経緯について調べている」

「女は調べに対し、数か月前に東北地方から北海道に来たと説明している」

読売新聞 駅コインロッカーに男児の遺体、２２歳女を逮捕…防犯カメラなどで浮上 2022/06/10 11:53

「発表によると、女は５月３１日頃、生後間もない男児の遺体をクーラーボックスに入れ、北海道千歳市のＪＲ千歳駅のコインロッカー内に遺棄した疑い。防犯カメラの映像などから浮上した」

「男児は６月７日朝に見つかった。死後１週間～１か月程度とみられていた」

　母性の衰退だとか、若年女性の貧困問題、一般若年者の貧困問題。この場合もそうだが、だいたい普通は男がいないと妊娠しない。この場合の男性はどこ行ったのかという問題。色々簡単に指摘できようが、ほんと典型的な例だなあという感想。

　…「男が逃げるから！」などという批判もありがちだが、何で逃げる男を選ぶんだというのも当然にあるかと思う。

　たとえば私などは、基本、逃げようにも逃げられない。職は堅いし、親もいる。収入は平均の2倍近いだろう。…ああ、流石に2倍には届かなかった（2020年国税庁データによる）。

　…せっかくだから親が付いてない・定時退勤の職で・家事をやってくれる・私の親の世話をしてくれる人でないとイヤだなあ私は働きたくないから専業主婦だしというのは、いやまあさすがに高望みと言われるのでは。いや私は専業主婦さんも結構と思うんですが。