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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

※注釈

2009-08-08 21:25:46 | ソマリア関連
 例えば

CNN Japan クリントン長官、ソマリアの政情安定へ支援継続を約束 2009.08.07 Web posted at: 17:01 JST

 の具体的な形としての弾薬支援は,まずは,さしあたりAMISOMのウガンダ軍から提供されるものかと思われます:「ソマリア暫定政府軍は代金米国持ちでウガンダ軍より武器提供をうける」。

 現場で直接ウガンダ軍から暫定政府側に引き渡される,となると,その現場なるものは大統領官邸とかなわけで,まあその,中間業者等々のぽっぽないないや横流しとかの可能性は相当減ぜられるかと。

 といいますのも。
 わざわざ特別に輸送したりしては,時間がかかりすぎる(いや,現物の輸送が行われているとも聞きますが)。お金を振り込むだけなら,書類上の操作で,まあできるでしょうが―たとえばナイロビで,書類と握手とお金(の帳簿上のやりとり)は楽にできましょうが,どっちみち,現物調達・輸送の手間がかかるのは勿論のこと。

 というわけで,当座必要な物品については,ウガンダ(・ブルンジ)の補給ついでに現物で供給されるのではなかろうか。ちょっとした量の物資供給のようですから,暫定政府側としては相当潤う(または,潤っている)ことかと思われます。

 恐らくその「潤い」の現実的表れとしては,最近のヒラン県ベレトウェイン方面での政府軍側の圧倒を挙げることができるかもしれません。
 そうと(物資が潤沢になったと)でも思わないと,急に政府側が大進出できた理由が分かりますまい。一応仮にも,ついこの間まで,『首都陥落間近か?!』と言われたほど,兵力弱体だったことにご注意。

 また,ヒランにおける暫定政府側進出については,ガルガドゥドをAhlu Sunnah wal Jammaが抑え,その防衛戦をめぐってアルシャバブ側に「名のある」人々の損害が相当あったとの話を想起すべきか。であればこそ,アルシャバブはベレトウェインほどの都市を易々と明け渡す格好になったものでしょう。

 …で,アルシャバブが最近,何をやっているかって,場末の村でイスラム法廷開いて「khat売りの女性」を排除してたり(「アルシャバブ,Afgoiでヴェール着用命令―そしてそこから読み取れるいくつかの事情」)。はい差別乙。

 ま,アルシャバブの聖戦士様は,khatなんぞに頼らずとも戦っていけるようですな。尤も,新兵たちはパキスタンのお兄様たちから効き目のいいお薬を調合,服用させられているらしいのですが

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