空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

君の主観は聞いていない/問われていない

2009-08-08 11:40:29 | ノート
「(機械翻訳を使うのはいいが)直せよ」
「直しました」
「見てごらんよ」

 まあ「採掘計画By Sandeep Sahu BBC News、ブバネシュワルの上のインディアン抗議」みたいに,日本語のただなかにBy Sandeep Sahuなんて差し込まれてる珍妙な訳文を読まされたわけですが(近況)。なお参照:BBC Indians protest over mining plans By Sandeep Sahu。

 ちょっとねぇ。

 実際彼は,英語原文を機械翻訳にかけたあと,多少は手を入れたのではあろう。だからこそ,「直しました」というのだろうが,問題は「主観的に直した(と主張すること)」と,「客観的に直されていると認められる」こととは,別のことだということね。

 裁判でも似たようなことはあろう,大事件(特に殺人)で,弁護側が『いやぁ,当時被告は精神的に消耗して正常な判断を下せない状況下に(ry』と主張する例が散見されましょうが,殺人者当人ないしその弁護人がそのように主張することと,客観的にその殺人者が(免罪されるべきほどの)精神異常状態にあったということ,さらにはそのように判断されることとは別々のことである。 

 客観的にどうか?が(公的な評価の場合)問題とされねばならず―主観的に「至らないけど努力しました頑張りました」が通用するのは小学校までであると,いつかどこかで認識すべきだと思うのだが。「じゃあアンタは数字がすべてだというのかッ!!」とか逆切れする向きもでるかもだが,

そして、マラッカ海峡の全域で、マレーシアの資本(クアラルンプール)は2、3日の間もやでもおおわれた」(引用)

 私は英文を日本語に訳せという課題を出したのであって,現代不条理散文詩をつくってこいと言ったのではない。

 そんなこんなで,新聞記事検索機能を駆使するような程度の知的労働さえ必要なかったぜ(まりさ)な今日この頃。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日記 | トップ | ※注釈 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ノート」カテゴリの最新記事