BBC US-China trade war: Moving to Vietnam to avoid sanctions 20 May 2019 By Reality Check team
ベトナムに一部産業が移動。アオザイちゃんがさらに元気になる(※社会主義グルメの話)。
朝日新聞 密議の場? 大久保利通の茶室、住宅解体現場で見つかる 小林正典 2019年5月30日22時26分
「京都市上京区の住宅解体工事の現場に、大久保利通の茶室「有待庵(ゆうたいあん)」が残っていたことが確認された」
「市文化財保護課によると、有待庵は約3畳の平屋建て。アカマツの床柱など古材が使われている。同課は歴史的価値が高いとみて、所有者に工事を一時止めてもらい、市の予算で移築を前提に解体する方針を決めた。今後、移築先を探し、保存や活用のための費用は寄付を募る」
「京都市の歴史研究者、原田良子さん(52)が5月上旬、解体工事現場を通りかかった際に茶室が残っているのをみつけた。報告を受けた市が5月20日に現地を訪れて実在を確認した」
高度経済成長期じゃないんだから。
中央日報 韓日議員連盟会長「野党議員、事前調整しないで訪日して赤っ恥」 2019年05月31日11時01分
「韓日議員連盟の韓国側会長である姜昌一(カン・チャンイル)議員(共に民主党)が31日、韓国議員が日本で冷遇を受けたことについて言及した」
「「前もって誰誰に会うというようなことをすべて事前に調整して行くべきだ。それもしないで行って、会ってくれないから冷遇を受けたというのは何が何だか分からない」と反問した」
「姜氏は「議員ひとりが行っても、個人的な外遊性のものでなければ緻密に計画を立てて行くべきで、行って会ってくれないから冷遇された? (だから)かえって韓日関係をこじらせる、そのような結果になったのではないか」とし「行っていきなり電話をするのは欠礼ではないか。私は逆に欠礼ではないかと考える」と批判した」
ああー…野党議員さんたちのスタンドプレーだったと。そりゃ無理だ…。
…まあ、自分はもっと尊重されるべきだと確信するタイプの人にありがちな行動でしょうが―アポなし訪問で十二分な礼遇を求める、と言うのは―、そういうウザイ老害行動をするのはそもそも他人の資源を収奪・浪費する悪行であるというのが一点、さすがに塩対応されることもまあありえるわけでありせざるを得ない状況にあることもあり、それを広報して自分への注目を獲得しようというのは―
―その外国さん(この場合、日本)との関係をタネに個人的利得を得ようとする行為であり、国会議員としては不適切な行動と評価されるでしょうな。
いえまあ、こんな無理をとおすあたりに友情の存在を確かめる、というのも人間的な付き合いのありようではあり(韓国人の国民性、という評価も可能ではあれ、実は我々、頻度や強度はともかく、まあやるよな、と言うことは自覚可能だ)―全否定するのはそれこそ非人間的でもあろうが、まあ時機はわるいよ、時機は。
FaceBook 宇都 隆史 5月29日 19:45
これを信じれば
「韓国の議員団が、在日韓国大使館経由で、参議院外交防衛委員会のメンバーとも懇談をしたいと連絡が数日前にあった。しかし、聞くところ外交防衛委員会の渡邊美樹委員長の事務所に直接連絡があったようで、与党筆頭理事の私からは、「正式に大使館から参議院国際部に対し要請があれば受けても良いのではないか。ただし、表面上の友好は期待しないで欲しい。出るからには厳しく辛辣な意見を言わせてもらう」と回答しておいたら、先方から渡邊美樹委員長だけに会うと回答があった、というのが事実」
で、(たしか)議員としては引退が予定されているはずのワタミさんに会うだけで終わると―これは裏口ルート作成の努力にも何にもなりゃあしない。本格的にダメだ。
中央日報 <済州フォーラム>「韓日、歴史問題を外交で解決…相手国民の悪魔化にストップを」 <済州フォーラム>「韓日、歴史問題を外交で解決…相手国民の悪魔化にストップを」
「第14回済州(チェジュ)フォーラムでは慰安婦被害者問題、強制徴用賠償判決、哨戒機・レーダー論争などで長期化・構造化した韓日葛藤の原因と解決法をめぐり専門家が額を突き合わせた」
駐日大使をつとめた李洙勲氏は「自身の経験を紹介しながら両国の関係悪化を「お互いの政治・社会的脈絡に対する理解不足のため」と分析した。李氏は「慰安婦合意や徴用判決などに対する韓国政府の立場を理解させるためには、まず韓国社会のダイナミックな変化に対する認識が前提になるべきだが、この部分を伝えるのが非常に難しかった」」
阪大佐藤治子氏は「韓国も日本の雰囲気を正確に理解できずにいると指摘した。佐藤氏は「安倍政権がずっと続いていて彼らの歴史観にばかり注目が集まっているのは事実だが、日本全体が単一の歴史観を持っているわけではない」と話した」
とあるが、別に歴史認識とやらで外交交渉を指導しているわけでもあるまいが。多数の歴史観が、まああり、それらの妥協点をさぐる政治が行われてもいようし。となると、少なくとも安倍政権的歴史観に注目しすぎるのは事態を把握するにも困難を齎すし、そのほかの経済なりなんありの要素への注意が落ちがちになるのもよくないだろう。
次の「韓国国防研究院のソン・ファソプ責任研究委員は」「「韓日関係の懸案は外交次元で解決しなければならないということを明確にし、このような問題で相手国民を悪魔化してはならない」とも強調した」
のであって、やはり、いわゆる歴史問題だけで話が尽きるわけではない。
例えば日韓65年協定が歴史的事情で不完全なものだと評価するのはまあ、それぞれの立場があろう。この問題は歴史学の対象として分析して、歴史学的な真実が発見されたのだとしても、だからといってここ50年ほど積み上げてきた関係をまるっと代替できるわけではなかろう。そんなあれやこれやを、外交交渉―民主的に主権者によって選出された政府同士の交渉によって「なんとか」していく儀礼が必要だろうよ、なにしろその日韓65年協定自体が外交交渉の産物であろうしな、というところ―
李洙勲氏としては「「日本は徴用問題が1965年韓日協定で解決済みだと主張しているが、『65年体制』下で続いてきた両国関係は現在多くの問題が表出している」とし「対日外交を今までのように『管理』していくのか、『前向きに再構成』していくのかを悩まなければならない時点」と話した」
これに長嶺大使は「「65年に作られた外交的協議の枠組みを維持しながら、その中で紛争を解決することを願っている」という立場を明らかにした」
極端な場合は65年協定を破棄して新体制を求める立場、そこまででないなら外相水準だった65年協定を上回る大統領―首相水準の新協定を求めるというのはありそうで、こういう立場をふくめて「『前向きに再構成』」というのかもしれない。だから長嶺大使は「65年に作られた外交的協議の枠組みを維持しながら」と条件を付すわけだろう。
まあそれが一番楽な道ではある。常道だろう。
それを拒否するなら、新体制がどのように実現するのか、その道筋・将来像を提示する必要があろう。ところがそこに至る可能性があった、65年協定体制では微妙に落ちていたと思しい問題の解決へ向けての試み、慰安婦問題解決のための財団設立について―この状態にいたったわけである。
確かに10億円でモノをすまそうとしたケチを非難するのは尤もではあるのだが、それで妥結して、事実上の賠償金を被害者に分配した上で「やっぱやーんぴ」とまるっとロールバック、「この間お前らから貰った金は貰ったことがないという建前にするんでヨロシク。あとどうすればいいかはお前ら、考えといて。誠意を見せて。判定してあげるから」とやって、そのうえで問題解決へむけた財団を解体。こうまで行動して、それで「『前向きに再構成』」もねえもんだ…
…と思っている層はそこそこあるはずなので、ここを突き崩すと、現行の「安倍政権による対韓強硬路線」とやらを支持するとされる人々を相当、離反させることができます。具体的には私とか。
但し、おそらく「安倍政権による対韓強硬路線への批判者」層には残念なことかと思われるが、慰安婦合意はその当の安倍政権が認容したものであり、これに立ち戻るのは安倍政権の施策を支持することのうちにある、とも言いうる。
安倍が関わればすべて悪、といったような価値観を持つ人たちがいるようで、つまり慰安婦合意以前にたちもどって再度交渉せねばならん、ということになりそうだが―
―それ、コストが膨大すぎると思うよ。
韓国政府の威信低下もかなりのものだと思われるよ。
その、”そもそもあってはならなかった”らしい案に合意を与えたのは、ほかならぬ韓国大統領であってね。なんでそんなんなっちゃったのか、諸外国にどう説明申し上げるつもりなんだ、という―このコストを考えただけでも私は諦めたくなる。
そんなコストを支払ってでも実現せねばならぬ正義があるのだ、と言う見解も、そりゃああろうが、じゃあそれを示してくれ―と問われるでしょうな。
朝鮮日報 8年前に廃船の漁船、韓国と北朝鮮で位置情報表示の形跡 2019/05/30 10:21
「8年前に廃船となった漁船「ゴールデン・レイク801」の位置情報が昨年から韓国と北朝鮮の双方で相次いで表示されていることが分かり、関心を集めている」
「VOAによると、ゴールデン・レイク801は300トン級の漁船で、2009年に運航会社が倒産したため11年に廃船となった。ところがリアルタイムの船舶位置情報を示す「マリン・トラフィック」によると、昨年9月5日に同船の位置は一般の船舶が出入りできない仁川海洋警察署の専用埠頭(ふとう)に表示された。それから1カ月後の10月4日には西海(黄海)北方限界線(NLL)を越え、北朝鮮の黄海道にある長山岬から7キロ沖合で再び表示されてから消えた。その後、この船の信号は昨年11月15日に再び仁川海洋警察署専用埠頭で表示された」
「VOAによると、今年5月3日には突然、平壌の関門と呼ばれる北朝鮮の南浦港に現れ、今月21日には再び仁川海洋警察署専用埠頭で表示された」
「仁川海洋警察も本紙の電話取材に「ここ1年で民間の船舶が専用埠頭に停泊した事実はない」と説明した。匿名のある関係者はVOAに対し「GPS(衛星利用測位システム)の単純なエラーだろう」という説明を仁川海洋警察署から受けていたと伝えた」
非常に面白い話。
朝日新聞 (社説)徴用工問題 韓国が態度を決めねば (社説)徴用工問題 韓国が態度を決めねば
「戦時中に日本に労務動員された徴用工問題をめぐり、日韓の摩擦が強まっている。歴史問題は双方が神経を注ぐべき難題であるのは論をまたない。
ただ、動きが差し迫っているのは韓国側だ。日本企業に対し、財産処分などの措置がとられる可能性が高まっている。
いまの事態打開には、韓国政府の決断が必要である。文大統領はこの問題にどう向き合うか知恵を絞ってもらいたい」
「日本政府は先日、協定にもとづく仲裁委員会を設けるよう韓国側に要請した。日韓と第三国の委員の計3人でつくる。設置の要請自体が初の試みだ。
韓国では李洛淵(イナギョン)首相が今月、「韓国政府だけの対応には限界がある」と発言した。消極的な姿勢の背景には、国内世論を気にして判断を避けたい思惑があるのだろう。
しかしこれ以上問題を放置するのは危うい。元徴用工らの弁護団は日本企業の株式の現金化に着手した。実害が生じれば、日本政府が対抗措置をとり、双方の経済活動に打撃を及ぼす。
こんな不毛な報復合戦は、国民感情に深いしこりを残す。負の連鎖を避けるためにも、韓国政府はこれまでの日韓関係の土台である協定の枠内で解決をめざしてほしい」
ということで、『困ってるのは韓国だろ』『というか韓国の現政権の弱腰、または従来の政権との連続性の意識欠如が問題なんだ』『従来どおりの枠組みで、さっさと解決してくれないかな』という、それなりに文政権にキッツイ内容。
「仲裁委の設置は、確かに日韓協定に定められている。ただし一度も互いに設置を求めなかったのは、過去をめぐる敏感な感情に配慮してのことでもある」
設置へ動きが見えること自体、すでにいろいろ物語るからやばいよね、と。
「隣国間の論争をめぐり種々の駆け引きや仲裁があろうとも、真の解決は当事者間の対話でしか実現しない。半世紀を超えた日韓の国交も、時の政権同士がたゆまず話し合い、克服してきた歩みを思い起こしたい」
でまあ、『話になんないからこの状況ではある』ということを暗に認めた内容とも評価できる。
日本側が折れるにせよ、従来の枠組み内部のことである、とも。
まあ、『日韓友好のためにとにかく日本政府が折れろよ』というふうにも読めようが。
ベトナムに一部産業が移動。アオザイちゃんがさらに元気になる(※社会主義グルメの話)。
朝日新聞 密議の場? 大久保利通の茶室、住宅解体現場で見つかる 小林正典 2019年5月30日22時26分
「京都市上京区の住宅解体工事の現場に、大久保利通の茶室「有待庵(ゆうたいあん)」が残っていたことが確認された」
「市文化財保護課によると、有待庵は約3畳の平屋建て。アカマツの床柱など古材が使われている。同課は歴史的価値が高いとみて、所有者に工事を一時止めてもらい、市の予算で移築を前提に解体する方針を決めた。今後、移築先を探し、保存や活用のための費用は寄付を募る」
「京都市の歴史研究者、原田良子さん(52)が5月上旬、解体工事現場を通りかかった際に茶室が残っているのをみつけた。報告を受けた市が5月20日に現地を訪れて実在を確認した」
解体現場に歴史学者を近づけてはいけないという知見が得られたhttps://t.co/papsDCp3Za
— どケンタ君 (@dkentaku) 2019年5月31日
高度経済成長期じゃないんだから。
中央日報 韓日議員連盟会長「野党議員、事前調整しないで訪日して赤っ恥」 2019年05月31日11時01分
「韓日議員連盟の韓国側会長である姜昌一(カン・チャンイル)議員(共に民主党)が31日、韓国議員が日本で冷遇を受けたことについて言及した」
「「前もって誰誰に会うというようなことをすべて事前に調整して行くべきだ。それもしないで行って、会ってくれないから冷遇を受けたというのは何が何だか分からない」と反問した」
「姜氏は「議員ひとりが行っても、個人的な外遊性のものでなければ緻密に計画を立てて行くべきで、行って会ってくれないから冷遇された? (だから)かえって韓日関係をこじらせる、そのような結果になったのではないか」とし「行っていきなり電話をするのは欠礼ではないか。私は逆に欠礼ではないかと考える」と批判した」
ああー…野党議員さんたちのスタンドプレーだったと。そりゃ無理だ…。
…まあ、自分はもっと尊重されるべきだと確信するタイプの人にありがちな行動でしょうが―アポなし訪問で十二分な礼遇を求める、と言うのは―、そういうウザイ老害行動をするのはそもそも他人の資源を収奪・浪費する悪行であるというのが一点、さすがに塩対応されることもまあありえるわけでありせざるを得ない状況にあることもあり、それを広報して自分への注目を獲得しようというのは―
―その外国さん(この場合、日本)との関係をタネに個人的利得を得ようとする行為であり、国会議員としては不適切な行動と評価されるでしょうな。
いえまあ、こんな無理をとおすあたりに友情の存在を確かめる、というのも人間的な付き合いのありようではあり(韓国人の国民性、という評価も可能ではあれ、実は我々、頻度や強度はともかく、まあやるよな、と言うことは自覚可能だ)―全否定するのはそれこそ非人間的でもあろうが、まあ時機はわるいよ、時機は。
FaceBook 宇都 隆史 5月29日 19:45
これを信じれば
「韓国の議員団が、在日韓国大使館経由で、参議院外交防衛委員会のメンバーとも懇談をしたいと連絡が数日前にあった。しかし、聞くところ外交防衛委員会の渡邊美樹委員長の事務所に直接連絡があったようで、与党筆頭理事の私からは、「正式に大使館から参議院国際部に対し要請があれば受けても良いのではないか。ただし、表面上の友好は期待しないで欲しい。出るからには厳しく辛辣な意見を言わせてもらう」と回答しておいたら、先方から渡邊美樹委員長だけに会うと回答があった、というのが事実」
で、(たしか)議員としては引退が予定されているはずのワタミさんに会うだけで終わると―これは裏口ルート作成の努力にも何にもなりゃあしない。本格的にダメだ。
中央日報 <済州フォーラム>「韓日、歴史問題を外交で解決…相手国民の悪魔化にストップを」 <済州フォーラム>「韓日、歴史問題を外交で解決…相手国民の悪魔化にストップを」
「第14回済州(チェジュ)フォーラムでは慰安婦被害者問題、強制徴用賠償判決、哨戒機・レーダー論争などで長期化・構造化した韓日葛藤の原因と解決法をめぐり専門家が額を突き合わせた」
駐日大使をつとめた李洙勲氏は「自身の経験を紹介しながら両国の関係悪化を「お互いの政治・社会的脈絡に対する理解不足のため」と分析した。李氏は「慰安婦合意や徴用判決などに対する韓国政府の立場を理解させるためには、まず韓国社会のダイナミックな変化に対する認識が前提になるべきだが、この部分を伝えるのが非常に難しかった」」
阪大佐藤治子氏は「韓国も日本の雰囲気を正確に理解できずにいると指摘した。佐藤氏は「安倍政権がずっと続いていて彼らの歴史観にばかり注目が集まっているのは事実だが、日本全体が単一の歴史観を持っているわけではない」と話した」
とあるが、別に歴史認識とやらで外交交渉を指導しているわけでもあるまいが。多数の歴史観が、まああり、それらの妥協点をさぐる政治が行われてもいようし。となると、少なくとも安倍政権的歴史観に注目しすぎるのは事態を把握するにも困難を齎すし、そのほかの経済なりなんありの要素への注意が落ちがちになるのもよくないだろう。
次の「韓国国防研究院のソン・ファソプ責任研究委員は」「「韓日関係の懸案は外交次元で解決しなければならないということを明確にし、このような問題で相手国民を悪魔化してはならない」とも強調した」
のであって、やはり、いわゆる歴史問題だけで話が尽きるわけではない。
例えば日韓65年協定が歴史的事情で不完全なものだと評価するのはまあ、それぞれの立場があろう。この問題は歴史学の対象として分析して、歴史学的な真実が発見されたのだとしても、だからといってここ50年ほど積み上げてきた関係をまるっと代替できるわけではなかろう。そんなあれやこれやを、外交交渉―民主的に主権者によって選出された政府同士の交渉によって「なんとか」していく儀礼が必要だろうよ、なにしろその日韓65年協定自体が外交交渉の産物であろうしな、というところ―
李洙勲氏としては「「日本は徴用問題が1965年韓日協定で解決済みだと主張しているが、『65年体制』下で続いてきた両国関係は現在多くの問題が表出している」とし「対日外交を今までのように『管理』していくのか、『前向きに再構成』していくのかを悩まなければならない時点」と話した」
これに長嶺大使は「「65年に作られた外交的協議の枠組みを維持しながら、その中で紛争を解決することを願っている」という立場を明らかにした」
極端な場合は65年協定を破棄して新体制を求める立場、そこまででないなら外相水準だった65年協定を上回る大統領―首相水準の新協定を求めるというのはありそうで、こういう立場をふくめて「『前向きに再構成』」というのかもしれない。だから長嶺大使は「65年に作られた外交的協議の枠組みを維持しながら」と条件を付すわけだろう。
まあそれが一番楽な道ではある。常道だろう。
それを拒否するなら、新体制がどのように実現するのか、その道筋・将来像を提示する必要があろう。ところがそこに至る可能性があった、65年協定体制では微妙に落ちていたと思しい問題の解決へ向けての試み、慰安婦問題解決のための財団設立について―この状態にいたったわけである。
確かに10億円でモノをすまそうとしたケチを非難するのは尤もではあるのだが、それで妥結して、事実上の賠償金を被害者に分配した上で「やっぱやーんぴ」とまるっとロールバック、「この間お前らから貰った金は貰ったことがないという建前にするんでヨロシク。あとどうすればいいかはお前ら、考えといて。誠意を見せて。判定してあげるから」とやって、そのうえで問題解決へむけた財団を解体。こうまで行動して、それで「『前向きに再構成』」もねえもんだ…
…と思っている層はそこそこあるはずなので、ここを突き崩すと、現行の「安倍政権による対韓強硬路線」とやらを支持するとされる人々を相当、離反させることができます。具体的には私とか。
但し、おそらく「安倍政権による対韓強硬路線への批判者」層には残念なことかと思われるが、慰安婦合意はその当の安倍政権が認容したものであり、これに立ち戻るのは安倍政権の施策を支持することのうちにある、とも言いうる。
安倍が関わればすべて悪、といったような価値観を持つ人たちがいるようで、つまり慰安婦合意以前にたちもどって再度交渉せねばならん、ということになりそうだが―
―それ、コストが膨大すぎると思うよ。
韓国政府の威信低下もかなりのものだと思われるよ。
その、”そもそもあってはならなかった”らしい案に合意を与えたのは、ほかならぬ韓国大統領であってね。なんでそんなんなっちゃったのか、諸外国にどう説明申し上げるつもりなんだ、という―このコストを考えただけでも私は諦めたくなる。
そんなコストを支払ってでも実現せねばならぬ正義があるのだ、と言う見解も、そりゃああろうが、じゃあそれを示してくれ―と問われるでしょうな。
朝鮮日報 8年前に廃船の漁船、韓国と北朝鮮で位置情報表示の形跡 2019/05/30 10:21
「8年前に廃船となった漁船「ゴールデン・レイク801」の位置情報が昨年から韓国と北朝鮮の双方で相次いで表示されていることが分かり、関心を集めている」
「VOAによると、ゴールデン・レイク801は300トン級の漁船で、2009年に運航会社が倒産したため11年に廃船となった。ところがリアルタイムの船舶位置情報を示す「マリン・トラフィック」によると、昨年9月5日に同船の位置は一般の船舶が出入りできない仁川海洋警察署の専用埠頭(ふとう)に表示された。それから1カ月後の10月4日には西海(黄海)北方限界線(NLL)を越え、北朝鮮の黄海道にある長山岬から7キロ沖合で再び表示されてから消えた。その後、この船の信号は昨年11月15日に再び仁川海洋警察署専用埠頭で表示された」
「VOAによると、今年5月3日には突然、平壌の関門と呼ばれる北朝鮮の南浦港に現れ、今月21日には再び仁川海洋警察署専用埠頭で表示された」
「仁川海洋警察も本紙の電話取材に「ここ1年で民間の船舶が専用埠頭に停泊した事実はない」と説明した。匿名のある関係者はVOAに対し「GPS(衛星利用測位システム)の単純なエラーだろう」という説明を仁川海洋警察署から受けていたと伝えた」
非常に面白い話。
朝日新聞 (社説)徴用工問題 韓国が態度を決めねば (社説)徴用工問題 韓国が態度を決めねば
「戦時中に日本に労務動員された徴用工問題をめぐり、日韓の摩擦が強まっている。歴史問題は双方が神経を注ぐべき難題であるのは論をまたない。
ただ、動きが差し迫っているのは韓国側だ。日本企業に対し、財産処分などの措置がとられる可能性が高まっている。
いまの事態打開には、韓国政府の決断が必要である。文大統領はこの問題にどう向き合うか知恵を絞ってもらいたい」
「日本政府は先日、協定にもとづく仲裁委員会を設けるよう韓国側に要請した。日韓と第三国の委員の計3人でつくる。設置の要請自体が初の試みだ。
韓国では李洛淵(イナギョン)首相が今月、「韓国政府だけの対応には限界がある」と発言した。消極的な姿勢の背景には、国内世論を気にして判断を避けたい思惑があるのだろう。
しかしこれ以上問題を放置するのは危うい。元徴用工らの弁護団は日本企業の株式の現金化に着手した。実害が生じれば、日本政府が対抗措置をとり、双方の経済活動に打撃を及ぼす。
こんな不毛な報復合戦は、国民感情に深いしこりを残す。負の連鎖を避けるためにも、韓国政府はこれまでの日韓関係の土台である協定の枠内で解決をめざしてほしい」
ということで、『困ってるのは韓国だろ』『というか韓国の現政権の弱腰、または従来の政権との連続性の意識欠如が問題なんだ』『従来どおりの枠組みで、さっさと解決してくれないかな』という、それなりに文政権にキッツイ内容。
「仲裁委の設置は、確かに日韓協定に定められている。ただし一度も互いに設置を求めなかったのは、過去をめぐる敏感な感情に配慮してのことでもある」
設置へ動きが見えること自体、すでにいろいろ物語るからやばいよね、と。
「隣国間の論争をめぐり種々の駆け引きや仲裁があろうとも、真の解決は当事者間の対話でしか実現しない。半世紀を超えた日韓の国交も、時の政権同士がたゆまず話し合い、克服してきた歩みを思い起こしたい」
でまあ、『話になんないからこの状況ではある』ということを暗に認めた内容とも評価できる。
日本側が折れるにせよ、従来の枠組み内部のことである、とも。
まあ、『日韓友好のためにとにかく日本政府が折れろよ』というふうにも読めようが。
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