大使の夕食会を強盗が襲う：南アフリカ

　南アフリカ駐在タンザニア大使様は強盗団に襲われ昏倒：

BBC news, Africa South Africa robbers attack envoy 29 December 2007

　南アフリカ首都プレトリアで，離任するんでしょう，お別れパーティーを開いたタンザニアの大使Emmanuel Mwambulukutuさん。パーティーに武装強盗が来襲，彼は暴行をうけ意識不明に。

　とはいえ生命にまでは関わらない―かと思われます。他に6名が病院行き，大使の奥様も怪我人の列に入る。

　22時ごろ，強盗団が大使館にやってきたのですな，大使がやあいらっしゃい，アナタに神さまのお恵みを！　とやると，神さまなんぞ知ったことかい，この犬ども刺しちゃるからそー思え，と暴行を加える。

　その後，参列者に伏せるよう命令，電話やお金や金目のものを奪い，酒のボトルで人をぶん殴り，15歳の少女を脅しつけ―。

　さ帰ろうかとAudiに目をつけるとこれが動かない。なんだよこれぇ！とその持ち主をまたぶん殴り，最終的には大使のメルセデスを奪って逃亡。

　…でこのメルセデスには衛星追跡システムがついててあえなく逃亡先判明，盗賊団のうち1名は逮捕さる。


　ワールドカップももうそろそろですか，犯罪多発で有名なかの国は治安対策を求められるわけですが，最近はこうした高名高位の人物に対する犯罪が連発しているのだそうで，対策要請も新たになった模様。

　10月にはヴェトナム大使館員が自宅で撃たれ負傷。
　7月には南アフリカUN大使が，その息子の家に居たところ，銃を突きつけられ強盗に遭う。
　でこんどはタンザニア大使様の離任パーティーを丸ごと襲撃。

　いやもう，なんともはや。