空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ジブチの公的使節はソマリランドを訪問する:ソマリア事情

2008-11-18 20:45:47 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia: Djibouti finance minister visiting Somaliland 17 Nov 17, 2008 - 5:22:53 PM

 ハルゲイサ発,11月17日。ジブチから高位の使節団が15日土曜,ソマリランド・ハルゲイサに着。ジブチ金融相Ali FarahらはEgal国際空港でソマリランド側に温かく迎えられる。

 Mr. Farahはジブチの空港で,大統領Ismail Omar Ghelleがハルゲイサ,10月29日の自爆テロで20名からが殺害されたことに悔やみを言う旨,述べる。ジブチ政府はソマリランドと経済上・治安上の関係を進展させようとする。

 月曜にはFarah氏は個人的にDahir Riyaleソマリランド大統領と大統領官邸で会談。大統領報道官Said Adaniは,両名は治安・経済問題を討議したという。フランスの銀行がソマリランドで開店する件も話し合われた由。

 こうした話を見れば『ソマリランド一人勝ち』な感じですが,地元報道によれば,ジブチ使節の一段にはサウジアラビアのビジネスマン氏も入っていたといいます。…リヤレ政府がまたアヤシゲな輸出契約を結ぼうとしているのでは,というわけです。

 汚職と混乱の度合いと言う点では,どう見てもプントランドの方が無茶苦茶ですが,まあだからといって「こんなの可愛いもんだ」というわけにはいきませんよね。

 プントランドじゃ,主要港の管理を無名会社(役員の列に大統領の親族の名が)に任せる契約が交わされたり,それでいて地方行政を地元部族に丸投げして他方大統領選挙が近付いたり…してます。治安回復は急務ですけどねー。寧ろプントランドのほうがー。

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