空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

毎日新聞・川柳コーナーへ「ヘイトスピーチ」との断罪のお言葉

2019-08-29 18:06:06 | Weblog
 権力者のあれこれをくさし、笑い、多少の鬱憤晴らしを意図しつつなにかしら実相の一部を映し出そうとする、そんな文芸じゃないのか。しばしば「狂」を装いながら、まるで無名の民の声の如くに世相を切り取り、そうして権力者には嫌われ、圧迫を受けることもある。たとえば以下の如く。



 文芸がわかる作家様の断罪にも「いやーオレもアンタも同じ一国民ですしwww 発言権は同じだけありますわいなwww」と嘯くことが許されるあたりに「狂」の文芸の面目躍如たるところがありはしないか。




「やることはちゃんとやってる進次郎」」などはあまりに見え透いたもので秀句とはいえないように思うが、しかしことに接してささっとだせるスピード感は賞賛するべき余地がある。ああいや、ちゃんと仕事をこなしていて、国会議員として立派だなあという意味ですよ?という。

「催促や抗議にミサイル使う国」」、そういう構ってちゃんがいるっぽいね、と下卑た笑いに落としておけば、真剣な議論にさしあたり構わずに済むだろう。でなきゃあ、『数十年に亙って核兵器・核武装のためにあらゆるプレイヤーも合意も騙し、愚弄し、無視し、そうして開発した武器で周辺プレイヤーのみなを脅迫しようとする、数十年ぶんの罪が積み重なった詐欺・脅迫常習の犯罪国家体制=金王朝』とか呼ぶことになり、いや本格的に喧嘩を売ってないか、それ、ということになりかねない。





 そこらへん、運用がちょっとアレで、こうした「新しい倫理」が受け入れられていかない重大な理由になっているよなあと最近思う。まあ、試行の時期なんでしょうけど。

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