空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ビザ切れで退去を求められて:ガーナ/イギリス

2008-01-11 20:11:34 | Newsメモ
 ガーナ人女性が末期ガンで治療中,ビザ切れを指摘され,本国へ送り返されたという話:

BBC news, UK Cancer patient loses visa battle 9 January 2008

 難しい状態で,適切な治療を受けさせないと数週間の命とか。でも健康状態は移送するに問題ない,ということでガーナに送り返された。多発性骨髄腫とか? まぁ外見上,そう悪くはみえない,かもですかね。透析しないとダメだそうですが。

 …まったく適法な手続きでしょう。でもまぁ,その,人道的に問題があるよねぇ,と言う話。

 ガーナにだって,対応できる病院はありますよ? とガーナのその筋は言うそうですが,でも医療はprivateなものだとか。いざそっちに行っても,3ヶ月6000ドルかかるって言われたら…

BBC news, UK Removed patient in care struggle 11 January 2008

 UK側の担当官が3か月分払うから,と言っても,そういう支払をする能力がこの女性にはないでしょう,貯金ないでしょう,と病院側は受け入れ拒否の様子。

 この女性は強制退去処分ってわけじゃなく,適切な方法をとればまた英国に入国できるという話。人道団体がなにかしら動けば,それはなんとかできないわけじゃないでしょう。―なんとかできるまで,命がもてば。病院が受け入れを拒否すれば,まぁ実際,長くはないでしょう。

 ともあれ長きに亘って英国で生きた人です,英国の保健,移民問題の関わりです,ニュースのカテゴリは未だUKなのであります。

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