空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

九州大学・研究室火災事件(メモの2)

2018-09-08 16:29:08 | Weblog
 なんか異常にアクセスが多かったし、情報をもとめてtwitterを検索したりしたのである。
 そしたら九大法のひとが先のメモを拾っていたらしく―。



 で



 まあ、向かいの研究室の事情くらいならわりと知ることができるが、はす向かいとか下の階だとかだと、「伝説の先輩」なんてのの情報は共有されませんわね。

 …アクティヴなアレ先輩なんてのが徘徊することはあるが(不勉強のままよその研究室に共同研究っぽい話を持ちかけたりする―自分の領域くらいはどうにかしてからやって来い、ということで追い出したことがある)、そーゆーのはこういう悲劇の主体にはなるまい。



テレビ西日本 遺体近くにガソリン缶やライター “九大で爆発音” 火事で1人死亡 研究室出入りの男性か 福岡市 2018/09/07 18:00

男性は研究室に日常的に出入りしていて、火事の前日、大学から部屋を出て行くか、伊都キャンパスに行くよう促されていたということです

 …大学側だって、その存在自体は認知しており、まあ穏便な解決を模索していたわけである。



 結果として悲劇に終わったからといっても、大学側の対応にそうまで問題があるかといわれれば、唸らざるを得ない。
 そもそもそこに居る資格のないひとに、「伊都キャンパスに行く」選択肢を提示するくらいはしていたのである。

 …まあね、すでに出身研究室との縁も希薄になってて、伊都キャンパスに居場所なんてありえないだろう、ということは、そりゃまあ常識的にはそういう事態は想定できるのだが。だからと言って、代りに居場所を探してあげるなんてところまで大学側に求めるのは難だろう。これが中学生・高校生とかならともかく、40過ぎである。



 ひたすらにうら悲しく、というあたりである。
 外野でいろいろ口さがなく言う者はたくさんいるだろう。だが同じ戦場で戦った者にしかわからない感覚というものはある。そういう者が泣いてやったり、瞑目してやればいいのさ、と思う。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown ()
2018-09-08 22:35:00
論文を纏めきれない弱さ、繊細さ。独力で突破しきれない思考の細さは、気力が衰えていたのでもあるだろう。
生きるのにあまり向いてなかったよねえ我々は、と同病相哀れみ、苦虫を噛み潰したような顔になる私である。
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Unknown ()
2018-09-08 22:47:00
『艦これ』アンソロに叢雲様のお引越しに対する抵抗話があったが。
あれとの差は、未来への展望、よねえ…。

…「えーかげんにしてくださいよ、先輩。ほらさっさと行きますよ、ダンボール10個までなら運んであげますから」とか言ってくれる後輩がいたら…

…とかも思うが、ああうん、流石に(精々)25,6の若造連中が、40過ぎの伝説の先輩相手にそうまでいえるか、とも思うと…うん…。
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