Rakhine地方の騒擾への調査団派遣

　そんなわけで非公式ながら業務のなかに入ってきたミャンマー／ビルマ情勢チェックだ。

BBC Burma to investigate Rakhine clashes 18 August 2012

　大統領Thein Sein肝入りで，野党・宗教団体指導者をも含めた27名からなる調査団をRakhineに送ることに。調査報告は来月提出の予定。国連としては，Ban事務総長の広報官が歓迎のコメント。但しThein Seinは国連の独立調査の要請を却下したのではある。

　5月，Muslimの（Rohingya族の）3名がとある仏教徒の女性を強姦。これに憤ったRakhineの仏教徒の者たちが事件に無関係のムスリムを襲撃，10名ほど殺害。でsectarian violenceが燃え盛って，互いの家屋を放火しまくったりし，国連難民局のいうところでは8万人ほどが避難生活を送っているとか。

　Rohingyaは，さいきんベンガル（バングラデシュ）からミャンマーに移動してきた少数派。多数派のRakhine族と長きにわたって緊張があった由。バングラデシュはすでに数十万人のRohingyaを受け入れているという。