空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

政策に”動脈硬化”がでてんじゃないかなーという気は多少する

2017-09-10 08:00:41 | Weblog


 わりと同意できそうなのだが,「迎撃ミサイルに数千億」については,よけーなことするよけーなアレがいなければ,そもそも必要なかったのであり,よけーなアレに主たる責任を負わせたいところではあろう。なにしろ我々,冷戦まっただなかでも,ろくろくシェルターも防毒マスクも民間防衛もしてこなかった,リアルお花畑国家である。にもかかわらず,冷戦が終わったはずなのにこの体たらく。誰がよけーなことやったのかと。

 なお,「コトが起こった場合に死ぬ数」を基準に優先順位を付けようとすると,まあ防衛ミサイルは順位は高くなるかなあともいえる。価値観の相違やリスクの評価に立場はあろうけど。

 また「外国の原発のケツ持ちに数千億」のフレーズには注意を要する点があり,日本国憲法前文の精神云々という高尚な話のほかに,容易に「外国」人「のケツ持ちに」と転用可能な点に注意したい。…生活保護に在日外国人を含めるかどうか,にすぐさま転用できる。

 ここにも,価値観の相違やリスク評価の基準の相違があるわけで,こういうところにこそ慎重な議論を要するところ,国会論戦は延々と大雑把な週刊誌的話題であふれかえり,与党が『あ,イイっす。そゆこと言いたいなら言っててください。実務はこっちでやらせてもらいますんで』なんて態度に出て,政策に”動脈硬化”がでてんじゃないかなーという気は多少する。

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