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東南アジア、台湾などへの海外旅行記などを中心に投稿しています。

知人の影響

2020-12-20 10:15:14 | 2020年本
 知人(とは言っても私の息子に近い年齢)の一人は、将来国連本部または関連機関で働くことを目指しています。大学卒業後、海外勤務、2度のイギリス留学、JICA派遣等を経て、現在は中米某国日本大使館で現地情報分析担当官として勤務しています。その知人の影響で、私は日本の国際協力・援助などに興味を持ち、これに関連書籍を購読するようになりました。
 現在、読んでいるのは「国際協力の戦後史」(東洋経済新報社刊)。

  

 日本の国際協力はアジア各国への戦後賠償から始まったようです。JICA創設の経緯、ODA(政府開発援助)、アジアを中心とする発展途上国への円借款の実施経緯などに関わった人物が実名で登場しています。

2020年本(オスマン帝国を知るため)

2020-10-12 10:56:00 | 2020年本
 過日、「食はイスタンブルにあり・君府名物考」(講談社学術文庫刊)を紹介しました。

  

 著書は1995年に他の出版社から刊行されていました。講談社では新刊(2020年刊)となりますが、本文は当時のままです。本書はグルメ・ガイドブック的な記述は一切ありません。オスマン朝(帝国)期のトルコ語原史料から、食物の伝来や料理、スルタン(オスマン帝国最高権力者の称号)とハレム、さらに一般市民の食文化がまとめられた書でした。
 読み終えて、オスマン帝国について一歩踏み込んだ知識を入れたいと思っていたところ、幻冬舎から「オスマン帝国・英傑列伝」が刊行されました。

  

 現在、購読中です。エンターテイメント系の小説などと違い、ページの進みが遅いです。

  

2020年本(今年は織田信長と明智光秀)

2020-10-07 22:31:28 | 2020年本
 今年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公は「明智光秀」。例年、大河ドラマに関連する書籍の刊行されます。今年もいくつかありました。その中の一つが「おんなたちの本能寺」。本能寺の変にによって、運命が大きく変わった七人の女性の、その後をテーマに書かれたものです。

  

 七人の女性とは、「濃姫」(織田信長正室)、「熙子(ひろこ)」(光秀正室)、「御妻木(おつまき)」(光秀妹)、「お鍋の方」(信長側室)、「お市の方」(光秀妹)、「細川ガラシャ」(光秀娘)、「春日の局」(光秀妹の孫)。

2020年本(ちょっと難しい本)

2020-09-27 13:00:39 | 2020年本
 今年春、友人と何気なく入ったトルコ料理店。店の雰囲気とトルコ人オーナーの人柄の良さから、月に1度は通うようになりました。トルコ料理は世界三大料理の一つ(他はフランス料理と中華料理)。日本人にはケバブ料理が広く知られています。でも、私が店に行くと必ず注文するのは、赤レンズ豆のスープとパン、それと焼き菓子のバクラヴァです。これらも、トルコ料理の代表格といえます。

  

  

 トルコ料理に興味を抱いている私を、刺激するような本が今月刊行されました。タイトルは「食はイスタンブルにあり・君府名物考」。「君府(くんふ)」とはトルコの古都イスタンブルのことです。歴史上、ビザンティオンからコンスタンティノポリスとも称された時代がありました。著者は東京大学名誉教授、トルコ歴史学協会名誉会員を務める鈴木董(ただし)氏。専門はオスマン帝国史、比較史・比較文化。

  

 購入してから、著名な方が書かれたことを知りました。読み始めると、オスマン帝国史からトルコ料理がどのようにして世界三大料理の一つになったこを知ることができました。
 

2020年本(台湾、来年に向けて)

2020-07-12 10:57:08 | 2020年本
 コロナ禍で、今年4月の台湾行きは中止となりました。最近のニュース報道では、日本政府は中韓台,EUの一部の国などとの往来を可能にする方向で、調整を進めているようです。当面は、一般観光客の渡航は無理ですが、来年後半には可能となるでしょう。
 それに向けて、台湾関連の書籍「わたしの台南」「わたしの台湾・東海岸」の2冊を購入しました。

  

 著者は、日台で作家、女優として活動する一青妙(ひととたえ)さん。来年は台南、再来年は東海岸を予定しています。

2020年本(青春小説)

2020-07-01 21:28:36 | 2020年本
 青春小説というジャンルがあるそうです。本のカバーに「青春小説の金字塔」と書かれていたのが「横道世之介」。作家はNHK土曜ドラマ「路~台湾エキスプレス~」の原作「路」の吉田修一さん。
 主人公は長崎から上京してきた大学生「横道世之介」が、様々な人物に出会っていく小説です。構成が少し変わっています。主人公の関わった人のその後が散発的に挿入されています。

  

原作では.....

2020-05-31 22:58:32 | 2020年本
 私は、映像化された著書の原作は読まないことにしています。また、読んだ作品がその後映像化されても観ないことにしています。理由は、映像化に際して原作に手を入れる(脚色)ことになるからです。
 しかし、NHK土曜ドラマ「路~台湾エクスプレス」については特別でした。1話放送後に原作を購入しました。

  

 まだ、3分の1ほどしか読んでいませんが、大筋はドラマと一緒で安心しました。

 

2020年本(ミステリーでした)

2020-05-21 22:13:34 | 2020年本
 新聞広告を見て躊躇することなく、購入しました本がありました。それは「ビルマに見た夢」。タイトルの「ビルマ」と装画に惹かれました。
 コロナ禍ですが、神奈川県藤沢市にある大型書店まで買い求めに向かいました。書店内に設置されている書籍検索端末で調べた結果、在庫がありました。在庫場所は明示されていたのですが、はじめて訪れた書店でしたので、その場所がわからず店員さんに聞いたところ、そこはミステリーのコーナーでした。

  

 帯に書かれている文を読むと、確かにミステリー風とも言えます。著者の古処誠二(こどころせいじ)さんは、航空自衛隊出身者で戦地を舞台にしたミステリーを多く書かれています。
 この本も、太平洋戦争中のビルマ(ミャンマー)に駐屯した日本人部隊内で起きた事件でした。ただ、「ミステリー小説=トリック」と思われている方は、購読を控えたほうがいいでしょう。
 そこで、追加で「ミステリーの書き方」(幻冬舎刊)を買いました。

  

 これを読むと、ミステリーにはいろいろな書き方があるのがわかりました。著者は、大沢在昌、宮部みゆき、東野圭吾など、日本を代表するミステリー作家です。
  

2020年本(実情は知っていました)

2020-04-10 13:24:24 | 2020年本
 仕事に関連する記事です。現在、企業が合併する場合、最優先課題となるのが情報システムの統合です。アメリカでは、合併を発表する時点では、統合後の姿や具体的なスケージュールも確定していると聞いたことがあります。
 日本はアメリカとは逆で、先ずは合併を発表。その後検討委員会などを設置し、詰めていくことがほとんどです。生保、損保は、このやり方で統合を完了させています。銀行も同様なのですが、第一勧銀、富士銀行が合併して誕生したみずほ銀行は、他のメガバンクとは大きく違っていました。それを、綴った本が発刊されました。

  

 私は、かつて合併前の両行のシステム開発に携わったことがあります。その縁で、統合に関わる苦闘は、知っていました。

2020年本(イメージとは大違い)

2020-03-10 11:53:38 | 2020年本
 過去、NHKBSプレミアムで「壇蜜 死とエロスの旅」が3回放送されました。

  2014年12月29日放送 「壇蜜 死とエロスの旅 ネパール」
  2015年12月29日放送 「壇蜜 死とエロスの旅 マヤ・アステカ」
  2019年01月19日放送 「生と死の坩堝 タイ」

 これらが書籍化されました。書き下ろしたのは番組レポーターを勤めた壇蜜さん自身です。

  

 この本を読むと、壇蜜さんのイメージが一変します。デビューは、グラビアアイドル的でしたが、今は作家としても活躍されています。非常に感性豊かな方で、多才の持ち主ではないでしょうか。巻末には、直筆の文、絵日記が掲載されていました。

  

  

 

  

2020年本(1兆ドルコーチ)

2020-02-05 21:38:19 | 2020年本
 近年、コーチを付ける企業経営者が増えているそうです。その中でも、元アメリカンフットボールのコーチから、スティーブ・ジョブズ(アップル共同創業者)、エリック・シュミット(グーグル元会長兼CEO)、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン(共にグーグル共同創業者)の「共通の師」と呼ばれたのが「ビル・キャンベル」。

  

 訳者のあとがきには「2011年のスティーブ・ジョブズの追悼式で、アップルCEOのティム・クックに「ザ・コーチ」として紹介され、誰よりも先に登壇した初老の男性。あの規格外の天才として知られるジョブズが無二の親友、メンター、コーチとして慕い、アドバイスを求めて毎週会っていた人物。」と書かれていました。