「武家の古都・鎌倉」として世界遺産への登録を予定しているのは、11の神社・寺院と、10の寺院跡・武家館跡・切通・港跡です。特に神社・寺院の中には、鶴岡八幡宮、円覚寺、建長寺、鎌倉大仏(高徳院)などが全国的のも知られています。今日は、その中の一つ円覚寺を紹介します。
1月の鎌倉は、週末になると首都圏から多くの人が訪れ混雑するので、平日ならば空いていると思い、今日行ってきました。
円覚寺は、建長寺と並んで我が国に禅宗が定着する契機をなした最も重要な禅宗寺院であるとともに、鎌倉幕府による神道と禅宗を両輪とする宗教政策の中心であり、当時の中国文化受容の最大の拠点として、武家文化の成立と発展に大きく貢献しました。場所はJR鎌倉駅の1つ手前の北鎌倉駅から徒歩約1分です。
階段を登り境内に入ると、最初にあるのは山(三)門です。
続いては仏殿。本尊は宝冠釈迦如来、天井には白龍が描かれています。
今日は平日でしたので、人の姿も疎らでゆっくり散策出来ました。そして、最も得(?)をしたのは、消防訓練に立ち会えたことでした。仏殿に向かって放水をしていました。
広い境内には、国宝の舎利殿、洪鐘や方丈(住職の居室)などがあります。これらについては、明日以降に紹介します。
先週末、公開されたばかりの「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」を鑑賞しました。ストーリー全体は、回想形式で作られており、これと言った特徴があるわけではありませんでした。しかし、映像は素晴らしかったです。これぞ“映画力”とでも言えるでしょう。3Dバージョンも同時公開されていますが、私は2Dバージョンでした。
館内は満席でした。私は開演の30分程前に行ったのですが、その時点で残り3席でした。お勧めの一作です。
以前から記事にしようとしていたのですが、なかなか機会がありませんでした。このままだとお蔵入りになる可能性が高いので、本日敢えて記事にすることにしました。
「イコモス(国際記念物遺跡会議)による世界遺産審査の結果が、まもなく出る「武家の古都・鎌倉」。鎌倉と言えば、通年訪れる人が絶えない鶴岡八幡宮(JR鎌倉駅)、円覚寺、建長寺(JR北鎌倉駅)、長谷寺、大仏の高徳院(江ノ島電鉄長谷駅)、梅雨の花「紫陽花」で知られている明月院(JR北鎌倉駅)、成就院(江ノ島電鉄長谷または極楽寺駅)などがあります。
ここまでに上げた寺院の一部は、世界遺産の登録リストにも載っています。けれど、これら以外に足を運ぶ人は少ないのですが、登録リストに載っている寺院が幾つかあります。その一つが鎌倉時代に建てられた名刹「瑞泉寺」です。頂上からは鎌倉市内・相模湾が一望できる山の中腹に建てられました。最寄り駅は、鶴岡八幡宮と同じJR鎌倉駅ですが、徒歩ですと若い人の足でも30分では着きません。途中に在る「鎌倉宮」の手前までは路線バスで行けますが、そこからは足が頼りです。夏場でしたら大汗をかいてしまいます。しかし、大汗をかいても十分行く価値があります。
鎌倉を訪れる機会がありましたら、足を運んでみてはいかがでしょうか。5~9月は、避けたほうがいいと思います。
瑞泉寺が世界遺産登録リストに載せられたのは、↓の庭園があるからでした。この庭園は、岩盤を削って作られた禅宗様庭園です。
昨日、日本政府観光局が2012年訪日外国人旅行者数(推計)を発表しました。11年比34.6%増の約836万でした。過去最高だった10年約861万に次ぐ2番目の多さで、東日本大震災前の水準に回復しました。
ここで注目すべき数値は、10年との比較です。全体では3%減でしたが、東南アジアでは、タイが21.4%増約26万人、マレーシアが13.8%増約13万人、インドネシアが26.0%増約10万、ベトナムが31.9%増約5万人と、10年の水準を大きく上回りました。これは、好調な経済状況により中間所得層の増加が起因していると思われます。また、タイ国際航空は、東京便エアバスA380の就航、札幌便の増便など積極的な展開をしています。
今日、NHKBSプレミアムでミャンマーを知るある番組が放送されました。番組名は「輝く女」です。この番組は、人気の俳優・タレントの素顔に迫る人物ドキュメントです。今回は女優の戸田恵梨香さんでした。その戸田さんが向かったのがミャンマーでした。目的はミャンマーの地方都市で活躍している日本人医師吉岡秀人さんに会うためでした。この方は、「NPOジャパンハート」の代表者で、ミャンマー、カンボジアなどで、医療や子供の保護活動を展開されています。
この中で私が注目したのは、ミャンマーではHIV感染者が増加していること、人身売買が行われていることでした。これは、ミャンマーだけのことではありませんが、日本メディアが具体的に取り上げたのは初めてだと思います。来週30日(水)に後編が放送されます(10時00分~10時45分)。時間があれば視聴してはいかがでしょうか。
今から三十数年前、知人の依頼で「日揮株式会社」のプロジェクトに従事したことがありました。その当時の会社名は「日本揮発油株式会社」でしたが、日揮ともよばれていました。事業所は東京・品川から神奈川県・三浦半島を縦断している京浜急行線上大岡駅(横浜市)から徒歩で10分ほどのところでした。
私は社会に出て数年が経った頃でしたが、日揮を知りませんでした。会社の一文字に油があるので、燃料を扱う企業なのかなと思っていました。さらに、私が従事したプロジェクトが、新幹線の自動券売機をミニコンピュータで制御するものでしたので、なおさらどんな業種に属しているのかわからなくなりました。
知人が所属する会社からは、短期間ですが数名が中東まで出向きました。今と違い海外で日本食材が簡単に手に入る時代ではありませんでしたので、米や味噌・醤油などの調味料を段ボール箱に詰めて持参したそうです。段ボール箱の底には、日本酒を詰め替えて忍ばしたとも聞きました。それと煙草も。
さらに、現地に出向いた日本人の食事を賄うために、日本から女性も同行したと聞いた時には驚きました。プラントメーカーはここまでするのかと感心したものです。
過去、そして現在も中東・アフリカで働く日本人の方々の苦労は、計りしれないことだと思います。
最後に、アルジェリアのテロ事件で亡くなられた方々の、ご冥福をお祈り申し上げます。
多くの方は“渋谷と言えば若者の街”と思われているでしょう。しかし、渋谷には道玄坂、神泉、円山町、桜ケ丘、宇田川町、そして宮益坂と“オヤジの街・新橋”に匹敵するほど「赤ちょうちん地帯」があります。今日はその中から「焼き鳥・鳥升」を紹介します。この店を発見したのは、仕事場が港区三田から渋谷に移ってすぐのことでした。少しの間、入れないことが続きました。そして、わかったことは、この店は“飲みに行こうとするのではなく、席が空いていたら入る”ということでした。場所は、渋谷マークシティ国道246号線側の坂の左側途中にあります。
店は1階がカウンターとテーブルが2つ、2階は座敷で20人程座れます。
ここは、焼き鳥だけではありません。まぐろ、いか、はまちなど魚類も人気があります。カウンターのガラスケースの中には新鮮な魚で豊富に入ってました。
この店で私が必ず注文するのが「げそわさ」です。上から醤油をかけ、わさびを混ぜて食べています。
焼き鳥の種類は豊富です。最も人気があるのが「心臓」です。↓の右2本です。左は皮です。ここの基本はわさびを付けて食べることです。
今日はVANジャケット今年第1回目のセールで日本橋人形町まで行ってきました。
セール会場では、定番のトレーナー、スタジャン、スイングトップ以外に、最近の流行を意識したものが並べられています。私は「VAN」のロゴは入ったものしか買いません。今日買ったのも裏にロゴが入ってます。
今日は時間に余裕があったので、日本橋人形町界隈を歩いてみました。過去、この町をテレビの情報番組で何度か紹介されたのを記憶しています。その代表は「出没アド街ック天国」でしょう。先ず目に入ったのは「今半」です。しゃぶしゃぶ・すき焼きで有名です。
看板に小さく「人形町」と入ってます。正式な店名は「人形町今半」です。都内には「浅草今半」、「今半別館」などあります。これは、暖簾分けされたものです。この中でも、人形町今半が最も大きく、都内のデパートなどにも出店しています。私が住む横浜にある高島屋にも、数年前に出店しました。道路を挟んで惣菜店もありました。
店先で中華まんを販売していました。小腹が空いていたので、買おうと思ったのですが、止めました。何と!1個600円でした。横浜中華街の有名店でも、そのくらいはします。今半の通りの角に“さすが人形町!”と感じさせる店がありました。昭和初期には全国で250軒ほどあったそうですが、今はここを含めて2軒だけのようです。小さい頃家祖父母が使っていたのを記憶しています。
詳しく知りたい方はこちらまで。
来月、15~16日にジャカルタに行きます。ホテルは、いつものようにagodaから予約しました。名前は「Novotel Jakarta Gajah Mada Hotel(ノボテル・ジャカルタ・タガジャマダ)」、料金は1泊朝食付WiFi無料で約7千円。 初めて、世界ブランドのところを予約しました。
ガイドブック(「地球の歩き方」)に、ジャカルタのホテルは比較的高いと書いてありました。しかし、あのノボテルが、この値段で泊まれるとは意外でした。期待しましょう。
私は元来、書籍・雑誌の類は読まない質です(但し、新聞は全国紙2紙を日々欠かさず目を通しています)。読む機会があるとすれば、旅先の空港で待ち時間を潰すためくらいです。そんな私ですが、「アウンサンスーチー 新ビルマからの手紙 1997~1998/2011」は一気に読み終えてしまいました。手紙の一字一句には、スーチーさんがビルマという国、そしてそこに住む人々を敬愛し、未来への希望が持てる国を目指して、心を砕いていることが読み取れました。
長く続いた軍事政権は、スーチーさんを3度自宅軟禁(ある時期には収監されたこともありました)し、現在議長を務める国民民主連盟(NLD)党員に対しては、言われなき罪で拘束・収監を繰り返しました。しかし、スーチーさんの手紙には、軍事政権を批判する記述はあっても、そこで働く人々を非難する言葉はありませんでした。
スーチーさんは、1985~86年京都大学東南アジア研究センター客員研究員に就いていたこともありました。
2011年4月には、東日本大震災の被災者に励ましのメッセージが届けられました。その一部を紹介します。
「悲しいことに、ビルマには他国へ救援物資を送る余裕がない。でも、私たちは
知っている。日本人の強さには剛と柔の両面性があり、逆境に立ち向かう際に
見せる強靭な精神力だけでなく、繊細な美意識や詩歌をめでるしなやかさを併
せ持つことを。だから、物資の代わりに、詩を寄せ合うことにした。ビルマ人
の精神を示そうと」
最後になりますが、軍事政権により政治・経済が長く停滞していましたが、教育には力を入れていたようです。識字率も高く、その上勤勉な国民性を持ち合わせているので、民主化後には大きく飛躍することでしょう。
今日は「東南アジアを知ろう(アウンサンスーチー)」の続きを、記事にする予定でしたが、急遽アップルの話題に差替えました。
今週に入り、アップルの話題が新聞紙上やネットを賑わしています。iPhone5の販売不振から、部品メーカーへ減産指示をしたことを、マーケットが敏感に反応し、アップルの株価のみならず、シャープ、フォスター電機まで株価が下がりました。
現在、スマホ市場のシェアは、首位が韓国のサムスンで約31%、アップルは2位で約15%と劣勢に立たされています。
この差の原因はどこにあるのでしょうか。私はサムスンの販売戦略だと考えています。アップルは先進国で圧倒的なシェアを確保しています。それを端的に表しているのが日本です。一方、サムスンは今期過去最高益を計上しました。その立役者はスマホでした。販売地域は先進国だけではなく、中進国、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国の4か国。末尾のsは複数形を指すという人もいればSouth Africa(南アフリカ)のSだという人もいます)の新興国、そして最近メディアが使いはじめた「新・新興国」(東南アジアでは、ベトナム・インドネシア・フィリピンがそれになります。この3か国を「VIP」と表すメディアも出ています)などです。これらの地域の中間所得層の人口は先進国を圧倒しています。サムスンが首位に立つのも頷けます。
私は2012年、シンガポール(2月)、ベトナム・ホーチミン市(6月)、マレーシア・クアラルンプール(9月)をまわりました。各国とも短い滞在日数でしたが、シンガポールとクアラルンプールでは電脳街をチェックしました。そこで際立っていたのはサムスンでした。ホーチミン市は、まだまだ携帯電話が主流のようでしたが、私が宿泊したホテル近くでは、サムスンがスマホのキャンペーンを繰り広げていました。
では、私のホームグランドでもあるタイはどうでしょうか。iPhoneが発売されて以来ブームが続いています。その象徴が、私のブログに再三登場する「モバイルの聖地『バンコクMBK』」です。今では、iPhone・iPad一色です。ここでは、サムスンが劣勢に立たされていると思われます。いや、確実に劣勢です。さらに、一部の通信キャリアからは、ソフトバンク・auと同じような料金体系で、契約・販売されています。
ただ、実際にMBKやキャリアで購入しているのは、若者達です。サイアムエリア(東京の渋谷に似たところです)を歩いていると、それがはっきりわかります。バンコクに住む若者は日本の同年代と似たところがあります。音楽ではK-POPに負けていますが、ファッションやライフスタイルでは、日本がリードしていえます。それが、iPhoneにも乗り移ったとも言えるでしょう。しかし、このブームはバンコクだけです。ここ数年で足を運んだ地方では、アップルのMacパソコンは売られていますが、iPhoneを売っている店は見かけませんでした。バンコクから約900km、四方を山で囲まれたメーホンソーンにあった店でも、人気があるのはサムスンでした。というかiPhoneが売られていないだけです。↓はメーホンソーンの店でサムスン製のスマホを品定めしている女子大生です。