過去、村上春樹さんの紀行集(辺境・近境、雨天炎天など)を読んだ投稿しました。それの作品は一巡したので、次は何を読もうか考えた結果、映画「ドライブ・マイ・カー」の原作が収められた短編集「女のいない男たち」を読みました。
読み終えて「この短篇をどうやって映像化したのだろう」と疑問を持ちました。時間軸は短く、登場人物は少なく、そのうえ心理面の描写が繊細なだったのでした。
疑問を解消するために映画版を観ました。その結果、分かったのは「女のいない男たち」の他の短篇を合わせた脚色となっていたのです。このあたりのことはネットに多く投稿されています。
原作にはないシーンもいくつか登場しました。主人公が四国地方から車で北海道にむかいます。その中で夜に山間の道を走り抜けるシーンを高い位置から撮影したシーンが数か所ありました。これは、監督の作品には妥協しない姿勢の一つだったそうです。