先日の水曜日のさがみ湖でもSPECIALIZED / S-WORKS STUMPJUMPER CARBONに乗ったのですが、徐々にこのバイクがみえてきました。ファーストインプレッションでは際立つ軽さにただただ驚かされましたが、今回の感想はこんな感じ。
 プレジャーフォレストのトレイルライン、下り基調の里山でもよくある状況のトレイルが続きます。細かいコーナー、木の根のギャップ、急でタイトなスイッチバックなど、マウンテンバイクらしいセクションたっぷり。
 まず感じたのはフロント周りの剛性感。今回初めてテーパーヘッドチューブにテーパーコラムのフォーク(FOX / F120 RLC 15QR)の組み合わせにしたのですが、テーパー化、すごいや。こんなクロカンバイクでも安心してフロントに体重を預けられます。剛性不足によるよれといったものをまったく感じさせません。このラインでこう走り抜けたい、という狙ったところに確実にいけちゃう。
 ハンドルバー、ステムのオーバーサイズ化に始まり、軽量で剛性の高い15QRのフォーク、仕上げとしてテーパードヘッド。鬼に金棒、檻に縦棒(意味不明)です。フロント周りの剛性アップは、走りに確実に影響しますね。よれによる逃げが無い分、進行方向にしっかり力が向いてくれて、スピードダウンを抑えてくるので確実に速くなるというか、スピードが落ちない感じ。タイトなコーナーなどでは、フロントに体重を乗せて、リアを浮かしたりのコントロールがやり易く走りのバリエーションがまた増えたかな。
 フレームの微振動吸収性能もわかってきました。ラフなパートではよりしっかりとペダルに体重を乗せてあげることで、この振動吸収性がよくわかります。車重が軽いので体重を乗せてあげないとパタパタと跳ねちゃうフィーリングかもしれません。でも、ちゃんと乗ってあげることでフレームがいい仕事してるんだってわかります。
 登りでのポジションもわかってきました。しっかしよく登るバイクだ。シマノNEW XTRの30速も相当影響してますが、フリフリショートダウンヒルの脇の登りをフロントミドルギアで登りきっちゃいました(もちろんリアには36Tのスプロケットが入っていますが)。
 今度はもうちょっとロング&バリエーションライドしてみたいです。