あっれ~、予報だと今日は雨降らないはずだったんでは。悪くても曇りだったような・・・。予報をきっぱりと覆すかのようにヘビーな雨がドシャドシャと降る中、BIONIOCNの国内代理店のCYCLE FLOW TRADINGの哲平くんと、雨の中でも笑いながら一緒に走れるといえばナカザワさんとで、BIONICONのバイクをテストライドしてきました。久しぶりに全身ずぶ濡れになりましたよ。
雨コンディションなので、路面のゆるいトレイルには行かず、締まった林道や粘土質のトレイルでライド。林道なんか一部川のようになっていて、まるで遡上している鮭のような気分になりました。
今回はBIONICONのALVA 180と160の2モデルをとっかえひっかえテストしました。ドイツのブランドらしく、職人気質なオリジナルアイデアを盛り込んだバイクで、一番のポイントは、G2 Modular Suspension Technologyと呼ばれる、手元のボタンで、前後のサスペンショントラベルを変更できること。例えば、登りではフォークのトラベル量を減らして、それに連動してリアショックに組み込まれたエアユニットが15㎜伸びる仕組みになっていて、ヘッドアングルやBBハイト、ホイールベースが変わって登りに適したポジションになり、また、下りの時はフォークのトラベル量を元通りにして、リアショックのエアユニットを15㎜短くできるので、安定感のあるハンドリング、低重心化を得られるようになっています。
ダブルクラウンフォークで、外見はいかにも下りが得意で登りは押してくださいみたいな感じがするのですが、いやいやフツーに登ります。重量だって重くないし。今日だって、メチャきつい登りを除いて、フロントのインナーギアは使わずに、センターで登っちゃいましたから。
サスのセッティングやポジションを乗り手にちゃんと合わせてあげると、びっくりするぐらいよく走ると思いますよ。1日かけて登って下るようなビッグマウンテンが似合うバイクかな。でも1台のバイクでいろんなライドスタイルを楽しみたいのならコレはありですね。
BIONICONというブランドを聞きなれない方も多いと思いますが、それはレーサーなどにはサポートしておらず、またレースバイクって感じでもないのでなかなかメディアに登場する機会がないからかも。バイクのラインナップはオールマウンテン一筋!という感じ。あくまでも遊びスタイルにこだわったラインナップと機能には好感がもてます。
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