みなさん、ライドの前にタイヤの空気圧のチェックをしてますか。

 空気圧が高過ぎてませんか。低すぎてませんか。

 イベントなどでみなさんのタイヤの空気圧をチェックすると多くの方が高めの空気圧に設定していることが多いです。

 心理的にパンクリスクを減らしたいために高めにしている方も多いのですが、チューブレス&シーラントが広まった現在、パンクリスクはそもそもかなり低くなっているので、まずはライドを質を第一に考えて設定してみましょう。

 空気圧の設定は、ライダーの体格、乗り方、乗る場所、その日のコンディション、バイクの種類、タイヤの種類、などなどによって変わります。

 僕の場合、例えばTRANSITION SPUR(29インチ、前後2.4インチ幅のタイヤ)だとトレイルでは前タイヤ1.5bar、後タイヤ1.8barで乗り始めることが多く、

 ドライコンディションのバイクパークでは前後1.6-1.8bar、ウエットコンディションのバイクパークでは前後1.3-1.6barに設定します。

 タイヤの空気圧をセットすることによってタイヤがしっかりと路面にグリップしてくれて、ブレーキやスピードコントロール、コーナーリング、ギャップ(特に小さめの)を乗り越える作用が高まって走りやすくなります。

 高すぎる空気圧だとタイヤが跳ねてしまって、極端に言うとグリップが落ちることによって推進力、制動力など全体的なグリップ力が落ちます。

 試しに同じ場所でタイヤの空気圧の違いでどれぐらいライドに差が出るか試してみてください。わかりやすくその差を感じられるハズです。

 マウンテンバイクタイヤの空気圧は低圧。空気圧のチェックにも低圧に対応したエアゲージ(空気圧計)で計測するとわかりやすいです。

 写真はパナレーサーの低圧ゲージ。とても使いやすいです。