土曜日のビックリするほどのゲリラ豪雨もなんのその、かたしな高原バイクパークはスカッと、いやギラギラっと晴れ渡りコースもあっという間に乾き1本目からゴキゲンにライドができました。

 昨年オープンしたかたしな高原バイクパーク。トレイルストアのイベントも初でした。もちろん僕も初。

 事前情報からのイメージは「ふじてん、もしくは富士見パノラマのスキルアップエリアのサイズの白馬岩岳」。それがまさにその通りだった。
 

 登りはリフトで。バイクのハンドルとシートポストにストラップをかけ、リフトの金具に引っかけて運びます。
 
 

 リフトから見える左手前が前日にオープンしたジャンプレーン、その奥のスロープに点々と見えるのがフロートレイルのバーム。
 

 リフト終点のコーススタート地点からは遠くに白根山(その向こうは日光)が見え、青空もあってなかなかの絶景。
 
 コースは、ゲレンデのフロートレイル、中級以上向けのフォレストトレイル、段差ピョンピョンから林間へつながるアドベンチャートレイル、12個のテクニカルなバームが続く12トレイルの4本。全体的に斜度が緩いので気楽に楽しめます。

 そう、このパークのコンセプトというか、いいところは初心者、初級者が楽しめるパーク。
 レンタルバイクもしっかりと用意されているし、コースも誰もが安心して楽しめるようによくデザインされています。
 

 フロートレイルは緩い斜面にあえてバームを広く浅くしてバームに恐怖心のある人でも走れるようになっていました。

 せりあがったバームって、バームを走りなれていない人にとっては「壁」なので。

 逆にバームを走りなれている人はライン取りや走行スピードのコントロールが楽しめます。
 

 12トレイルは逆に鋭角でバームも深い忙しいコース。フロートレイルに慣れてきたらチャレンジするといいかも。コーナークリアのリズムの練習にもなります。

 フォレストトレイルは、入口直後が滑りやすい急斜面続きます。全体的に狭くてテクニカル。

 アドベンチャートレイルは、最初宅地造成された場所のような段々が続きます。左わきの壁を走ったり、段を飛んだりしてなにげに楽しい。そのあと草原セクションがあって林間へ。
 この林間が適度にフローな感じでとても楽しかった。ゲレンデに出ると富士見パノラマの正面ゲレンデのような感じで、芝スラの練習にもってこいでした。ということでプチ芝スラ攻略スクール開催。

 コースはどれも短く、富士見パノラマや岩岳、ふじてんを走りなれているライダーにとってはちょっと物足りないかもです。でもコースは魅力的。

 例えば白馬岩岳や富士見パノラマのゴンドラでスタート地点へ行くコースだと「まあまあ長いね」となりますが、かたしな高原のこの短さはちょっと中毒性のあるほどよい長さでした。

 「結構走ったけれど、もう1本行っちゃう?」という気軽さがあった。

 パーク内には軽食があるけれど、クルマで8分ぐらいのところに道の駅尾瀬かたしながあり、ここで豊富なメニューが楽しめました。ちょうどお祭りみたいなの開催されていて、すごい賑わいだったけれど食事はすんなりと食べられました。

 バイクパークそれぞれのコンセプトがあり、顔があり、それが多彩であればあるほどマウンテンバイクシーンは充実すると思います。

 かたしな高原のスタンスは入門者、初級者が楽しめるパーク。そのスタンスのまま突き進んで欲しいパークでした。