スポーツ自転車屋さんにとっては、9月から10月は休みがありません。そうです、今年もやってきてしまいました。魔の展示会シーズンです。ライドの時間は確保したいが、、、、無理か、展示会サボるか、、、いやそれはダメダメか、、、、でも、ちょっと行っちゃうか、、、という葛藤があります。毎年思うけど、みんなまとめてどこかのでっかい展示場でやってくれたらいいのに。地方の自転車屋さんほどそれを望んでいるんじゃないかな。毎週出張もばかにならないですからね。

 FIVE TENですが、2013モデルの在庫状況も悲惨です。オーダーしたもののすべてが入荷したわけではなく、結局入荷しなかったサイズもあります。IMPACT LOWやSPITFIREを中心になるべく在庫していますが、すでに代理店にも欠品しているモデル、サイズも多々あります。FIVE TENのシューズを検討されているようなら、早めがいいかと思います。
 先日紹介したSPITFIREのバーガンディーの色違い、BLUE LAGOONが数サイズ入ってきました。こちらもきれいなカラーですね!


 ふと「初心者」ということについて考えてみました。辞書で初心者を引くと「学芸や武芸などを習い始めたばかりの人。未熟な人」とあります。なるほど。右も左もなんにもわからないから、先生や師匠と呼べる人がいれば教えてもらい、もしいなければ、自分自身で調べたり、練習したり、見聞を広めたりするでしょう。「初心忘れべからず」といいますが、なにも知らなかったまっさらな状態を思い起こし、貪欲に技術、知恵、知識を吸収しようとする姿勢を忘れるなということでしょうか。
 マウンテンバイクに乗りはじめてかれこれ30年近くになりますが、何度乗っても楽しいし、まだ飽きるほど乗ったということないし、いつも新鮮だし、進化しているし、シーンが目まぐるしいし、とにかくドップリとはまっている感がずっと続いています。いうなれば「万年初心者」状態。これを発病ともいうのか。言葉にすると「初心者」って簡単に片づけられちゃいますが、ほんとは奥深い言葉かも。万年初心者生活も悪くないです。


 本日、摩耗したタイヤとチューブの交換で古いクロスバイクを持ち込まれたお客様。前側のカンチブレーキを見るとあり得ないものが、、、Vブレーキ用のブレーキシューです。ブレーキシューの取り付けはお客様自身が行ったそうなのですが、ほかの自転車屋さんで「これなら大体のブレーキに合いますから」と説明され購入したそうです。案の定、前側ブレーキシューは無理やり付けたようになっていて、ブレーキもほとんど効かない状態でした。
お客様にブレーキシューや、ブレーキの種類の違い、互換性を説明差し上げて、その場でカンチブレーキ用のシューに交換しました。

 マウンテンバイクライダーならわかると思いますが、ブレーキは本当に重要なパーツです。どんなに高性能なバイクですばらしいタイヤやサスペンションが装備されていてもブレーキが効かなければ乗れません。命を預かるパーツです。間違いがあってはいけないのです。
 自分もさらに身を引き締めて取り組んでいきます。と思った今日の出来事でした。


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