旧高岡郡仁淀村(によどむら)は高知県の北部に位置した村です。吾川郡吾川村、高岡郡越知町、津野町に、また県を跨いで愛媛県久万高原町に隣接。日本屈指の石灰石鉱山として知られる鳥形山を擁しており、日鉄鉱業により年間1,400万トン余りの採掘が行なわれ、露天掘り日本一の産出量を誇っています。開発前に1,459mあった標高は、長年の採掘によって約200m低くなりました。大野勇著「故山帖」には、太古の大津波の時、波の上に鳥の形をした山だけが残って見えたという伝承が書き残されています。藩政時代は土佐藩の御留山(おとめやま)として木の伐採は固く禁じられ、明治以降も天然林の生い茂る豊かな山容が保たれていました。
明治22年(1889)、町村制の施行により、高岡郡長者村・別府村が発足。
1954年、長者村、別府村が合併、高岡郡仁淀村が発足。
1955年、大字本村・加枝地区を、吾川郡吾川村に編入。
2005年、吾川郡池川町・吾川村と合併、吾川郡仁淀川町となりました。
農業集落排水:森地区のマンホールには、「鳥形山」を背景に「仁淀川」で跳ねる「鮎」がデザインされています。
昭和39年制定の村章は、中央の三角で鳥形山を、全体で茶葉を表しています。
旧仁淀村庁舎前の句碑【 雪山よ 母の育てし 桧木みゆ 】(確実では有りません)
撮影日:2018年6月15日
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旧吾川郡池川町(いけがわちょう)は高知県の北部に位置した町です。吾川郡吾川村・いの町、高岡郡越知町に。また県を跨いで愛媛県上浮穴郡久万高原町に隣接。昭和30年代には8000人強の人口がありましたが、町消滅時には高知県内で最も人口の少ない町となっていました。仁淀川町大屋にある安居渓谷の宮ケ平位置する「飛龍の滝」は、昇龍を思わせる仁淀ブルーの滝として観光名所になっています。
明治22年(1889)、町村制の施行により吾川郡池川村・富岡村が発足。
1913年、池川村が町制を施行、吾川郡池川町(第一次)が発足。
1941年、吾川郡富岡村と合併、吾川郡池川町(第二次)が発足。
2005年、吾川郡吾川村、高岡郡仁淀村と合併、吾川郡仁淀川町となりました。
昭和33年制定の町章は「イケ川」を図案化したものです。」
(※)旧吾川郡池川町は未訪問のため、ご当地マンホールの有無は未確認です。