大田市仁摩町宅野に鎮座される「宅野(たくの)八幡宮」。御祭神は『誉田別命・足仲津彦命・息長足姫命』
由緒に【応永年間(1394~1418)に【足利義満】が八幡宮を全国に奉祀するよう命じた際に現在地に社殿を安置し、「宇佐八幡宮」より勧請。以来永く宅野の守護神・氏神として尊崇されてきた。】
一の鳥居前より参道を守護されるのは、昭和12年(1937)10月吉日建立の狛犬さん一対。台座も含めてかなりの高さより参拝者を見下ろす狛犬さん。なめらかな質感は、硬い花崗岩が使われているからでしょう。
参道の先に石段・二の鳥居を潜って拝殿へと至ります。
拝殿内部
社殿右に奉られる「境内社:五社殿神社」。「道祖社・荒神社・若宮社・稲荷社・御鉾(おぼこ)社」。
社殿の左右より神域を守護されるのは、地元の福光石で製作された狛犬さん一対。独自性豊かな顔立ちは前期石見系の特徴を良く残しています。
「五社殿神社」右に鎮座されるのは、この地区の元の氏神であった「境内社:貴船神社」。『闇龗神(くらおかみのかみ)・高龗神(たかおかみのかみ)』を奉ります。
社の左右より神域を守護されるのは、背筋をピンと伸ばしたままで大きな玉を抱え込む、典型的な尾道型狛犬さん一対。吽形さんの体には痛々しい程修復の跡が見られますが、それは言い換えれば大切にされているという証。
境内社「粟島神社」。御祭神は『大国主命』
参拝日:2011年5月16日