旧氷上郡柏原町(かいばらちょう)は兵庫県中東部の盆地に位置した町です。山南町、氷上町、春日町、篠山市に隣接。慶長3年(1598)に織田信長の弟・信包(のぶかね)によって柏原藩が立藩。その後慶安3年(1650)に幕府領となりましたが、元禄8年(1695)に再び織田家の系譜が領主となり、明治2年(1869)の版籍奉還では、第10代藩主:信親が知藩事を任命されました。町域には「柏原藩陣屋跡」が残されており、国の史跡に指定されています。「町の木:ケヤキ」「町の花:バラ」を制定。
明治22年(1889)、町村制の施行により、氷上郡柏原町・新井村(にいむら)が発足。
1955年、氷上郡柏原町と新井村が合併、改めて柏原町が発足。
2004年、氷上郡氷上町・青垣町・春日町・山南町・市島町と合併し、丹波市となりました。
マンホールには、兵庫県天然記念物として指定された「木の根橋(きのねばし)」と、周囲に「町の木:ケヤキ」がデザインされています。
兵庫県天然記念物「木の根橋」
昭和39年9月1日制定の町章は、「柏原の「か・い」を図案化したもの。」
丹波市観光協会かいばら観光案内所前にあった顔出しは、初代柏原藩主:織田信包と姪の江姫。長政の死後、お市と三人の娘は、兄である信包の庇護を受け、清州城で9年余りを過ごしたといいます。
撮影日:2014年11月19日