塩尻市片丘北熊井にある真言宗智山派寺院「雨寶山:常光寺(じょうこうじ)」。『木造如意輪観音坐像』を本尊とします。
「創建時期は平安時代であり、寛永二年(1625)に牛伏寺の僧憲養により中興された。江戸時代には諏訪藩東五千石領に属し、北アルプスを一望する山門は高島城の御殿門が移設されたものである。本堂には、本尊の如意輪観音(鎌倉時代中期、塩尻市指定文化財)があり、寄木造りで漆箔が施されている。薬師堂には薬師如来、庚申堂には青面金剛が安置されている。」Wikipediaより
山門は、明治維新での城破却の際に当寺に移建された「諏訪高島城御殿藥井門」。
「信州筑摩三十三カ所観音霊場:第十五番札所」
本堂前の「弘法大師修行像」、参道の「弘法大師修行像」【ありがたや 雨宝の山に大師は常におわします】
初めて拝見した「稚児大師像」
「庚申堂」
庚申堂扁額の三猿
境内の三猿像
小さな赤い括り三猿
鐘楼
境内でくつろがれるお坊様?
蛇に鶴・・何かの謎かけみたいです(^^;)
水芭蕉のお池と地蔵菩薩
安曇野市の「吉祥山:東光寺」でもお見掛けした「子育て道祖神」ですが、こちらの境内ではさらにお子神が成長されています。
まだ年若い夫婦神の真ん中に立つ幼いお子神。三方はいずれも正装のようで、拝見した瞬間「七五三道祖神」と・・頭の中で変換されました(笑)
境内には詩碑などが建立されており、興味深く拝見させて頂きましたが、今となっては正確に読み取れない文字も多く、紹介も中途半端になりました。
【いろは教えた大師様・・・・南無大師】
【〇〇懺悔 若しもこの世に父母がいますなら 泣いて謝りたき事ばかり ・・・・ 涙かくして南無観世音 涙かくして南無観世音 許してのちに涼風あり 教えてくれた父さん母さん】読み取れない文字がありますが、どなたかの詩碑のようです。
太田水穂(貞一)の歌碑。広丘村生まれ長野師範に進学、島崎藤村に傾倒。卒業後、革新和歌団体「この花会」を和田の地に結成し、松本平を支配する保守的桂園歌人に対抗して信州文壇に大きな刺激を投じた人物です。
御詠歌【 むらさきの 雲のこなたに常光寺 導きたまへ 花のうてなに 】
参拝日:2016年4月24日
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