会津美里町米田堂ノ後甲に門を構える曹洞宗寺院「普門山:弘安寺 中田観音」。会津三十三観音第30番札所 、「会津コロリ三観音」の一つに数えられ『十一面観世音菩薩』を本尊とします。
「文永11年(1274)、長者江川常俊が娘の菩提を弔うために十一面観世音菩薩立像を鋳造し愛娘の心が宿るここ中田の里に観音堂建立し納めたといわれる。弘安2年(1279)、富塚伊賀守盛勝公が伽藍を造営し普門山圓通閣と称した。その後厳知和尚を招いて開山。その年号より弘安寺と称する。重要文化財の旧観音堂厨子は寛永19年(1642)~慶安元年(1646)に観音堂が修復された際に堂外に出され、現在は保存庫に納められ、代りに弁財天が祀られる。銅造十一面観世音菩薩、脇侍不動明王、地蔵菩薩立像の3体は鎌倉時代の鋳像として東北地方においても珍しく、国の重要文化財に指定。」
医聖・野口英世の母:シカさんが深く信仰し、息子の火傷治療と立身出世を願い、毎月17日におこもりをする月詣りを欠かさなかったという逸話。堂内にはアメリカから一時帰国した英世とシカ親子、恩師:小林栄先生との参詣写真が残されています。
「観音堂」は木造平屋建て、二重入母屋造、銅板葺、平入、正面唐破風向拝付き、外壁は真壁造り板張り、向拝木鼻には精緻な彫刻。また、観音堂内の「だきつき柱」に抱きつき念願すれば、その想いは成就されるといわれています。御亭主殿と私、交互に太い柱に抱きついて来ました。良い大人が・・・と笑ってはいけません。一願を願う姿は皆等しく尊いのです。
堂内入口の横に並べられた恵比須大国、地蔵菩薩、観音諸仏の像、誰がどのような思いで納めたものなのか分かりませんが、一つ一つ大切に置かれている事に、無条件に心が温かくなります。
人々の想いや願いを受け止めてきた観音堂、その境内の左右より仏域を守護されるのは、昭和四年(1929)十一月奉納の福島型狛犬さん一対。飾り毬を持つ吽形さんと、仔狛をあやす阿形さん。
親狛の大きな手の下で無邪気に遊ぶ仔狛。人も神獣も親子の情に変りはありません。
常香炉
門と本堂の間に鎮座される弁天堂は、もと御本尊である観世音菩薩像が祀られていた厨子で、現在は『弁財天』が祀られています。とは言え、画像が小さい事もあって、どんな構図だったのか見返す本人にも良く分かっていない・・・・😓。
境内入り口に建つ山門は寄棟、桟瓦葺き、三間一戸、八脚単層門。奉納された大草鞋が目を惹きます。
天衣をひるがえして立つ金剛力士像。口元の朱と歯の白さが際立ちます。
御詠歌【 巡り来て 四方の千里を眺むれば これぞ会津の中田なるらん 】
参拝日:2015年6月28日
こんばんは!
メリークリスマス!
雪凄いです、今年はやばいです。
先程雪かき終わりましたよ。
今夜は素敵なイブになると良いですね!
狛犬の赤ん坊がじゃれてて
とっても可愛い、こんなのも
あるのですね!
皆さんと楽しい時間を過ごされましたか?
わが家は相変わらずですが、一応、チョコクッキーケーキなるものを食べました。
親子の狛犬、仕草がとても可愛いでしょう😊