塩尻市洗馬上組下平、琵琶橋の袂に「不動明王碑」「握手抱擁双体道祖神」「庚申」「名号碑」など、寛政期や天保期の石仏十一基。
「安政五戊午(1858)三月日 下平村中」の刻。
重ね合う手も慎ましやかに、未来を見つめて歩みだす二人。その顔に浮かぶものは互いを思いあう真心・・・。2010年の偶然の出会いから六年を経ての再会は、思った以上に感動的でした。
塩尻市元町中町、元町公民館近くに「握手肩抱き双体道祖神」一基。「石祠」一基。
「嘉永四年辛亥(1851)二月吉日 」の刻。
女神は角隠しのような冠を付け、真一文字に唇を結び男神の手を握っています。男神は女神の信頼に応えるべく、しっかりとその肩を抱き寄せています。
塩尻市元町十王堂の「握手双体道祖神」
摩耗が進んでいますが、多分この二人はまだ年若い男女神ではないかと思われます。恥じらいながらつないだ手が可愛らしく、俯く女神の顔はきっと赤く染まっている事でしょう。
【幾年を 経てなお固き相愛の 姿に越し方 かさね見ん】tibineko
撮影日:2016年4月23日
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