金沢市玉鉾に鎮座される「玉鉾野間(たまぼこのま)神社」、御祭神は『豊宇賀能売命(とようけびめのみこと)』。
由緒「当社は延喜式内野間神社にもあてられ、日本総国風土記に「玉鉾野間神社三十三社東祭る所豊宇賀能売命なり斎明天皇2年丙辰9月始めて圭田を奉り神礼を加う神家巫戸等在り」と見えて古来皇室の崇敬篤き名社なり、明治39年神饌幣帛料供進神社に指定され旧鎮座地は西北方にあったが二百年ほど前に現地に移ったのである。」石川県神社庁HPより
覆い屋の拝殿前左右より神域を守護されるのは、太い注連縄を首にかけた明治四十四年九月奉納の加賀逆立ち狛犬さんと・・
優しい笑顔で参拝者を出迎えてくれる阿形さん。加賀逆立ちの相方には珍しく、口中に玉が含まれています。
後姿も丁寧に彫り込まれており、特に阿形さんの後ろ脚はお洒落なブーツを履いているよう。
台座に刻まれているのは波兎。狛犬さんに隠れて目立たない存在ですが、丁寧に彫り込まれた波頭と波兎は秀逸です。
末社
ブロンズ製の御神馬、腹掛けの御神紋は「十六菊」
手水舎
「世の塵も 心の塵も 湧き清水(みず)に 洗い流して神にぬかづく」
境内の隣にあった土蔵の鏝絵
コンパクトにまとめられた波間の龍に呼ばれました(笑)
参拝日:2011年10月13日
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御神名一口メモ
『豊宇気毘売神(とようけびめのかみ』、『和久産巣日神』の子。丹波国の比治の真奈井(ひじのまない)にいる御饌の神。天孫降臨の後、伊勢外宮の度相(わたらい)に鎮座。
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