三河湾国定公園内の景勝地「竹島」の対岸、海沿いの標高30mほどの高台に建てられた「蒲郡クラシックホテル」。公式ホームページに「明治45年(1912 ) 名古屋の織物商 瀧信四郎氏が 蒲郡クラシックホテルの前身「料理旅館 常磐館」を創業。昭和9年(1934 )、元鉄道省の建築家 久野節氏と村瀬国之助技師の設計、大林組の施工により蒲郡ホテル完成。鉄道省国際観光局より 第1回 国際観光ホテルに指定。」
その後、幾多の歴史の波にもまれながらも、昭和32年には天皇皇后両陛下のご宿泊を賜り、2007年に経済産業省により「近代化産業遺産」に認定。2022年には、ホテル本館・六角堂・料亭竹島・鶯宿亭が、国の登録有形文化財として、また蒲郡市の景観重要建造物 第1号にも指定されました。
風雅な佇まいの六角堂は、常磐館時代の「聚美堂」
文化遺産オンラインに「ホテル本館へのアプローチ脇に位置する元物販所。木造平屋建の6角形平面で、6注造屋根に瑠璃瓦を葺き、頂部には宝珠を掲げる。3箇所に入口を開け、内部は無柱の1室で折上天井とする。現在は4室に区画して活用。和風の国際観光ホテルの玄関口をつくる。」
ホテルの客ではない私たちには何となく敷居が高くて、これ以上近づく根性がありません(^^;) 折角の美しい建物なのに遠目から画像に収めるのが精いっぱいという根っからの「ど庶民」なのです(笑)
1997年に常磐館跡地に建てられた「海辺の文学記念館」。館内には、常磐館で実際に使われていた照明器具や100年前から使われている置時計などが飾られている他、「川端康成」や、蒲郡市出身の直木賞受賞作家 「宮城谷昌光」、芥川賞受賞作家「平野啓一郎」の作品なども展示されています。
敷地内に建立されていた文学碑。【 漕ぎ出て 遠き心や 虫の声】(臼田亞浪)【 流灯の 沖一線に よき東北風 】(市川丁子)【 千年の 楠の大瘤 ひこばゆる】(神尾朴水)。碑には三河会の師弟3名の句が刻まれています。
竹島橋から見る「蒲郡クラシックホテル」。かってその高台には鵜殿氏が築いた府相城があったそうですが、今はその片鱗も残されていません。
ラストの画像は、マンホール探しで入り込んだ路地の一画で見かけたレンガ造りの建物。頑丈な鉄の扉から想像するに倉庫の類だろうとは思うも、実際に収められているものが何なのか不明。
訪問日:2018年3月19日
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