愛知県安城市里町に鎮座される「不乗森(のらずのもり)神社」。御祭神は『大山咋之命』。
由緒「第六十三代冷泉天皇の御代(968)に近江国坂本村(大津市坂本町)の日吉大社東本宮より御分霊を観請。当時社頭は、旧鎌倉街道に沿い「野路の宿」と共に「宮橋の里」と称する駅次の所在地であり、古来より街道を往来する人々は、社頭通行にあたり下馬して拝礼の上通行した。故に駄野森山王宮と称したが、明治維新改革に際し不乗森神社となる。」公式HPより
二の鳥居前左右より神域を守護されるのは、岡崎型狛犬さん一対。愛知県の神社では圧倒的にこの岡崎型狛犬が主役です(^^;)
昭和二年(1927)三月吉日建立。何と言うか・・・強面なんですが妙に唇が分厚くて、その所為で怖さが半減している感じ(笑)
鳥居を潜った先には開放的な神楽殿
神楽殿の前、左右より神域を守護されるのは、昭和三十年(1955)一月建立の招魂社系狛犬さん一対。
神楽殿の屋根には高く足を蹴上げて参拝者を迎える留め蓋の獅子一対。中々に良い表情です。
神楽殿向拝の翼竜の彫刻
明治廿八年九月奉納の絵馬
神楽殿後方には左右に廻廊を持つ幣拝殿。その前より神域を守護されるのは、それぞれに幣を手にする日吉宮の神使い「神猿(まさる)」一対。
神威によって魔が去る(悪魔が退散する)。また、「勝る」とも云い、何よりも美しいものを内蔵した正義の象徴として伝えています。
神猿の足元には、神社の御神紋でもある「双葉葵」の鉢植え。
境内に置かれた双葉葵の御神紋の鬼瓦。
左「境内社:稲荷神社」・右「境内社:東日吉社」
左「境内社:秋葉社」・右「不明」
1992年11月3日、安城市の無形民俗文化財に指定された「不乗森神社の湯立神事」に用いられる「幸福釜」。
「さざれ石」と「忠魂碑」
社務所前に広がる「御神田」
三猿像「見ざる・云わざる・聞かざる」
手水舎には尾の先を優雅にくねらせる吐水龍。このタイプは初見です。
境内を優しく包み込む「不乗森」
参拝日:2011年9月18日
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