公民館臨時運営委員会が開催され、「安全担当局長」が経過と今後を報告
昨日の夕方(16時~)、私が働かせていただいていた公民館の「臨時運営委員会」が開催された。議題は、この間何度か新聞でも報道された「公民館活動と安全・安心ネットワーク活動の統合について」であり、市の安全・安心担当局長さんが出席され、「経過・今後の展望」について報告された(「」内は、当日資料より)。
報告の中で強調されたのは「地域活動」であり、今回の「統合」による「新たな業務」として、①学びと実践の連携サポート、②地域活動に関する区役所等との連絡・調整(地域センター等がある地域を除く)、③小地域ケア会議等への参画(地域保健福祉モデル事業実施地区に限る)の三点が上げられた。そして②と③については、ペーパーの上では「新たに職員が配置された場合の業務とする」、と書かれていた。しかし、担当局長さんの説明では②は「やる」方へ入っている感じではあった。
また担当局長さんは、「地元の連絡・調整役を担うことを理由に、この厳しい時期に公民館に人を増やすことで、公民館の強化を図る。しかし、業務的に伸びなければ、職員が現状のままとはならない」とも語られた。そしてまた、公民館の今後について、「今後については話し合いをする中で、業務を毎年考えていく。未来的な展望として、個人的な希望だが、公民館が中心となって地域活動が活発となることを願う」とも語られた。
こうした担当局長さんの報告は、例えば「公民館に人を増やす」と語られたが、その増やされる職員は「安全・安心推進室」の予算であり、純粋な公民館職員ではない等、その内容が読み解かれる必要があると考えたりもした。
担当局長さんは、「いろんな情報が交錯し、不安感を持たせてしまい、心を痛めた。反省している」とも語られた。私は昨日も言わせていただいたが、市が「公民館を教育委員会から市長部局へ移管し、名称も変更する(担当局長も、「社会教育センター」等を当初考えていたとも言明)」と表明された時点で、市民・利用者に説明し、そのことについて「パブリックコメント」などを取る等すべきであったと考える。
ともあれ、発言者は私を含めてほんのわずかで全部で1時間程度で終了した。今日のような場に、利用者の方々、クラブ講座生の方々や市民のみなさんにも、参加を呼びかけて開催して欲しかったとも思った。
また、昨日の会には、当事者である「教育委員会」からはどなたも出席されなかったことは、少しだけ寂しかったし残念に思った。そしてそれは、公民館が今後「安全・安心推進室」の主導で運営されるという不安感にもつながってしまう。
ともあれ決して終わった問題ではなく、今後も公民館の在り方や役割について、もっともっと市民レベルで語り合われることが大切だと、改めて痛感した。