大きな困難に直面、関係者が集まって協議することで何とか対処できた
昨日は久しぶりに日程の入っていない日だった。このところのハードな日々の疲れか、一昨日・昨日と二日連続して5時に目が覚めたものの、再び眠りにつき起床は6時30分頃となった。私にしては珍しい。加えて朝食を食べた後の9時頃から再度眠り、結局目が覚めたのはお昼前だった。
起きて携帯電話を見ると、いくつかの不在着信が入っていた。その一つは、私が今関わっている取り組みに関して、少しだけ大きな困難が発生していた。いくつかのところに電話して、関係のみなさんとの協議の場となった。みなさんの英知が出し合われる中で、何とか対処できた。決して万々歳ということではないが、とりあえずの解決にはなった。一安心だ。ただ、私の力足らずで、少なくない方々にご迷惑をおかけしてしまった、申し訳なく思っていた。
それにしても、電話やメールという通信機器の発達があるものの、やはり顔を合わせて英知を出し合うことが、今の世の中でも大切となっていることを改めて確認した。
どうにもお野菜づくりが上手くいかない、オオバや四角豆などが根を張らない
柿育てや畑作業ではお天気相手であり、その予報に右往左往している。昨日もそうだ。所用を終えて、17時過ぎに帰宅してパソコンを開いて天気予報を確かめて慌てた。ナント、「明日28日(つまり今日)は終日雨」の予報が出ていた。
実は、昨日は全くのフリーの日であり、畑作業をする予定としていた。ところが朝寝に加えて、午後からの困難に対処するための打合会へ参加するなどして、何も出来なかった。しかし、予報では今日も曇りなので、「明日頑張ろう」と考えていた。
それが「明日は雨」との予報であり、夕飯を食べるのを我慢して、すぐさま畑作業を頑張った。それは、オオバやピーマン、さらには四角豆の根の張りがなく、ちつとも成長しないことにある。オオバは畝を変えて、大きな苗を植えてもちっとも大きくならない。なすびやキュウリ、トマトやバジルはしっかりと実りを楽しませてくれているのに、と悩んでいる。どうしていいのかわからないので、少しだけ根の周辺の土を軟らかくしてみた。
そうして暗くなるまで頑張って今朝を迎えた。5時半頃から少しだけ雨が降り出したものの、予報では終日曇りとなっていた。何のことはない、それなら今日でよかったのにと思うものの、お天気相手は「できる時する」がコツなのだろう。
太陽が顔をのぞけるなどした今日、過日収穫したジャガイモの畝に苦土石灰を撒いて土づくりをした。大粒の汗が流れた。畑作業は雨が降らない限り休みはない。
詩誌「ネビューラ」の第25号には、壷阪輝代さんの「箸」シリーズがなかった
2007年に詩の会「裸足」を主宰してこられた坂本明子さんが永久の旅立ちをされ、翌年詩誌「裸足」はその坂本明子特集を発刊され廃刊となった。その後、「裸足」のメンバーの方々が中心となり、詩の会「ネビューラ」を立ち上げ(当時同人は25人)、詩誌「ネビューラ」創刊号を2008年6月に発刊されている。以来隔月で発刊されて、もう5年目に入られた。時間の流れは実に早い。
さて「ネビューラ」の最新号25号には、壷阪輝代さんの詩「一才藤」がトップを飾っている。昨年末に亡くなられたお母様ことを詠まれた詩だ。壷阪さんはこの「ネビューラ」創刊以来、毎号「箸」シリーズ(連作)の詩を書いてこられ、前号(24号)では「箸渡し」と題して、お母様のお骨拾いの模様を詩にされている。ただ、連作「箸」が終わることは、前号(24号)でも今号の「編集後記」等でも何も書かれていない。
この壷阪輝代さんの「ネビューラ」に掲載された「箸」シリーズ(連作)の詩2編は、既に2008年8月発行の『探り箸』(コールサック社刊)に、それ以前に書かれていた6編とともに納められている。そして、来月上旬には壷阪さんの第七詩集『三日箸』を発刊されるとのことだ。
詩集『探り箸』の「あとがき」には、この連作「箸」について、「今までの人生を振り返って思うことは、多くの人たちとの出会いである。(何略)それらの人たちから、人間として生き様を学んできた。中でも、原点である父と母については、その影響を強く感じている。何らかの形で書き残しておきたい、と思ってきた。昨年から『嫌い箸』の連作をはじめて、特にその感を強くしている」と書かれている。私は、「ネビューラ」創刊号に掲載された「落とし箸」が大好きだ。お母様への深い愛を素晴らしい言葉で表現されている。その後も毎号、「箸」シリーズを楽しみにして読んできた。そして、この機会に詩集『探り箸』及び「ネビューラ」のバックナンバーで、連作「箸」の全ての詩を読み返してみようと思っている。とても楽しみだ。
また、「ネビューラ」25号には、日笠芙美子さんが「編集後記」に次のように書かれている。「どんな時代にも、便利になった分だけ失ったものがあるのだろう。やかましいほどの蛙の声は毎年寂しくなってゆくし、庭にやってくる小鳥も虫たちも今年は少ない。小さい生きものたちにも、行き辛い世界になっているのだろう。自然も人間も失うものが多い今日、家族や絆や命という言葉が、どこまでも広く深く、繋がってゆくのを信じたい」。その日笠芙美子さんも、未発表の19編の随筆をまとめた最新エッセイ集『土への祈り』(日本文教出版刊)を、本年2月に発刊されている。私も読ませていただいたが、日笠さんの詩に対する思いなどに深い感銘を受けた好著だった。
壷阪輝代さんといい、日笠芙美子さんといい、本当によく頑張っておられる。心からの敬意を表しつつ、今後のお二人のさらなるご活躍を祈念する次第だ。そして、今後とも詩誌「ネビューラ」を通じて、お二人のステキな詩を読ませていただきたいと願う。