訪問看護師が綴る看取りのためのガイドブック、とてもわかりやすく参考になった
私が監査のお役をいただいている法人では、「訪問看護ステーション」や「ヘルパーステーション」等の介護事業所を運営している。それらの事業所について、年二回監査に訪れている。それ故、訪問看護ステーションやヘルパーステーションの実態については、少しだけ理解できる。
そんな私であり、訪問看護を20年も続けてきて、現在は訪問看護ステーションやヘルパーステーションの統括所長である方の書いた本を興味深く読んだ。秋山正子著『家で死ぬこと、考えたことありますか? “プロフェッショナル”訪問看護師が綴る看取りのためのガイドブック』(保健同人社刊)だ。
この本は、著者の事業所が出会った利用者さんのケースを紹介しつつ、「家庭での看取り」や訪問看護の実相について、利用者さんのお気持ちなども含めて紹介していただいている。
同時にこの本は、「ガイドブック」とあるように、囲み記事として、「終末期をどこで過ごすか」とか「褥瘡について」など、とてもわかりやすく「家庭での看取り」に関わっての必要な知識を提供してくれている。それ故、とても読みやすく理解しやすく、参考にもなった。
私は自分の仕事に関わる側面もあったが、自分自身の終末期をどのような形で過ごすのか、より具体的に考えることが出来た。みなさんにも、一読をオススメする。
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