野田明宏著『オレが覗いて来た介護最前線』(吉備人出版刊)をやっと読んだ。いや、写真集なので見たと言うべきか。介護現場での介護される人、介護する人の表情がモノクロの写真を通じて迫ってくる。
野田明宏さんの「お母さんの介護」について、出版された本を通じて読ましていただいていた。ずいぶんと共感したものだ。
ペンをカメラに変える、今度は介護の現場を文章ではなく、写真で伝えられている。素晴らしい。
この写真集を読んだのは西大寺図書館。私は高所恐怖症であり、展示室のある2階から下を見るだけで怖い、恐怖を感じてしまう。情けないったらありゃしない。
写真集の中にはご臨終となられた方や、それをお見送りされる同じ施設の高齢者の方々のお写真もあり、切なさを感じたりもしました。
そして、介護の必要性も深く感じ取りました。
ほんと、すべての方がだか、人間の尊厳を持って人生の完成期(=看取り期も含めて)を過ごしてほしいと思います。