公民館での「主催講座づくり」には、大変だがとても楽しくやりがいがある
公民館で主催講座を開講するためには、たくさんの手順を経る必要がある。まずは、企画の検討だ。担当者から「大まかな提案」がある場合もあれば、職員との打ち合わせの中で、浮上してくる企画もある。それをより具体化をして、日程、講義内容、そして講師を選定していく。講師の都合もあり、日程や順序も動いていく可能性大だ。それ以前に、我が館の場合は、空いている部屋がなく、日時の設定すら困難さがある。
そうして講師の案がが決まると、一人一人アポイントメントを取り、お会いして講師をお願いする。この時、こちらがどれだけ講座の内容やお話ししていただきたいことをしっかり深めているかどうかが問われる。さらに当然だが、職員の熱意なしには、なかなかお引き受けいただけない。何しろ公民館の場合は、講師謝金はボランティアに毛が生えた程度だからだ。
こうして全部の予定した講師の方々に、日程も含めてお引き受けいただくと、やっとチラシの作成に入ることができる。そして、講座開講日が近づくと、再度講師の方に連絡を取り、連続講座の場合などは、参加者の傾向や問題意識などをお伝えしたりもする必要がある。
こうした講座づくりは、一つだけを担当するわけでなく、多いときには一人の職員が三つくらい併行して準備することが少なくない。それを短い時間で準備しなければならないし、当然だが主催講座を開講しながらの準備となる。少ない職員(館長を除くとタッタ二人)での主催講座づくりは、実に大変なのである。
それでも、第一線でご活躍中の様々な方にお会いでき、お話しできることはとても楽しくやりがいがある。