今日はオリンピックの開会式。その前日の昨日・22日に開閉開式の制作・演出チームのショーディレクターがホローコーストに関わる発言で解任、それ以前の19日には開会式の楽曲担当のミュージシャンが障害者虐待やいじめが理由で辞任している。
そんな中でも、開会式を実施するのだろうか。開会式の統括役のショーディレクターの解任理由を考えると、開会式をそのまま実施すると世界中の笑いものとなり、「ことがホロコーストであり国際問題」となることは必至。東京五輪オリ・パラ組織委員会の理事約20人が中止か簡素化を求めたとの報道もある。
この問題について菅首相は「言語道断」と言いながら、「開会式は予定通り行うべきだと思う」と発言している。結果として、開会式は予定通り行う発表された。国際感覚の欠如も甚だしい。
にしても、昨日の東京の新規感染者は1979人、3000人超えに一直線。全国でも5381人と激しく増加している。オリンピック関係者の感染者も増加の一途。
加えて、猛暑も加わっている。これだけそろうと、「中止」の決断をするのが当然と思えるのだが。
日本が負けるとわかっている戦争に突き進んだのも、誰も止めなかったから。今回のオリンピック、菅首相は「「やめることは一番簡単なこと、楽なことだ。挑戦するのが政府の役割だ」と強調している。
何に挑戦するのかわからないが、簡単な「中止」を開会式前に決断して欲しい。今なら間に合う。私は主張し続ける。