菊、枠順決定!
ふと思ったのだが、枠順を気にするようになったのはいつからなのか。昔は、枠の有利不利はあまり考えていなかった気がする。その日の出目は案外気にしたが、内外をさほど意識していなかったと思う。
さらに、展開も何が何でも逃げ馬や人気の差し馬がいた場合、しかもメイン、重賞に限られていた。騎手もしかりである。
それじゃあ、何を根拠に馬券を買っていたのだろうか。
たぶん実績、実力、調教、人気、まれに血統、そんな感じだった。
今思えば、実に浅い、思慮に欠けた、馬券買いだった。
それでも、戦績は大して変わらない。むしろ、穴馬選びに関しては、昔の方が圧倒的に冴えていた気がする。
さて今年の菊である。メイショウタバル、アーバンシック、ダノンデサイル、コスモキュランダら人気勢で決まるのか。
気になる穴馬は、今のところ2頭いる。ショウナンラプンタとアドマイヤテラである。
ラプンタは勝つまではないが、長距離の安定感は抜群だ。今年はキズナ産駒が頑張っているだけに、好走する可能性はある。
そしてアドマイヤテラである。6戦3勝、2着1回、これまで掲示板を外したことはい。目立った戦績ではないが、掲示板を外したことはなく、6戦すべてが2000以上というあたりもステイヤーの素質はある。何より父の母父がシンボリクリスエスで菊に強いロベルトの血が入っている。馬場でも渋れば、あっと言わせる素地はある。人気薄の今こそ面白い存在だ。
人気上位4頭が全部こけることはないだろうから、穴2頭が絡めば、おいしい馬券になる。