秋天の展開だが、逃げるのはどの馬なのかで、結果が大きく変わる。大方の予想では、ハナに立つのはノースブリッジ、ホウオウビスケッツ、シルトホルンだ。
しかし、GⅠである。ノースブリッジの岩田康誠は、札幌記念のように番手勝負を狙っているはずだ。そうなると可能性が高いのが、ホウオウビスケッツだろう。息子が逃げて、親父が番手、岩田一家が秋天を引っ張る展開だ。
シルトホルンが捨て身の逃げという形もありそうだが、枠順、騎手の気性を考えれば、まず無理してハナを奪いに行くことはないだろう。
しかし、そんな時こそ、横山一家の動向を気にしなければならない。内枠を利して、マテンロウスカイがハナに立つ可能性もある。メイSで実際逃げて、2着しているだけに、岩田一家の目論見をあっさりぶち壊し、横山親父が逃げて、息子たちに活路を見出させるのだ。
追い込みに賭ける親父もすごいが、逃げる親父はもっと怖いのである。
もし、マテンロウスカイが逃げた場合、一見、捨て身の大逃げに見せても実は巧妙に脚を残しているはず。しかも岩田一家に脚を使わせて、坂を上がってもまだ先頭をキープする。直線残り1ハロン、あとは息子たちに託す。
まずはベラジオオペラが先頭に躍り出る。その後ろからレーベンスティールがいつの間にか馬体を寄せる。直後にリバティーアイランド、さらに大外からソールオリエンス、ドウデュース、ジャスティンパレスが猛追する。
残り50mでレーベンとリバティがべラジオを捉え、後続も一気に迫る。
リバティの猛追をレーベンがしのぎ、後続が一団となってそれに続いてゴールする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます