不安が的中してしまった。あれほど好調だったベイが交流戦に入って失速してしまった。交流戦最下位、当然ながらジャイアンツにペナント首位の座を奪われた。
救いはジャイアンツとのゲーム差が0.5と開いていない事。でも、負け続ければ一気に貯金はなくなり、いつもの夏へましいぐらだ。ここは打たれ始めた先発投手陣に再び頑張ってもらうしかない。久保が勝てず、山口も今一つ、井納ものらりくらり、三嶋にいたっては昨年後半ダメっぷり再燃だ。唯一、番長だけが頑張っているのが今の先発陣だ。できれば先発でも山崎のようなイキのいい新人がすい星のごとくあらわれて欲しいのだが、無理な注文か。
とにかくまだ優勝の夢はつながっている。奮起せよベイ戦士たちよ！
ジャイアンツとの首位決戦を2勝1敗で勝ち越したベイ、優勝への期待がますますヒートアップするわけだが、往年のファンは決して有頂天にはならないのだ。
これまで幾度も春の珍事と揶揄され、実際、夏まで持たなかったことは数知れない。まして、今の投手力で勝ち続けるとはとても思えんのだ。まあ、久保が2勝しかしていないにもかかわらず今の位置をキープできたのはそれなりに投手力が上がっていると言っていいのかもしれないが、善し悪しが判然としない井納はそれなりに結果を出しそうだが、三嶋などは好不調が激しいだけに一旦負け癖がつけば長引きそうだ。とても安定した投手力を維持するとは思えない。一昨日のゲームで山口が勝てなかったことも今後尾を引きそうだ。何よりクローザーが小魔神山崎一人では荷が重すぎる。大魔神佐々木とはいわないまでも、セットアップもクローザーも行けるかつての盛田のような存在が欲しい。
欲を言ってはキリがないが、ともかくせっかく首位を走っているのだから、せめて夏までは貯金生活を維持してほしいものだ。この先、交流戦を勝ち越せば、まじでＶが見えてくるのだが。
誰かいい抑えをトレードできないものか。日ハムの武田久、楽天の斎藤隆あたりは盛りは過ぎたとはいえ、連投でなければまだまだ使えそうな気がする。とくに斎藤は数少ないかつてのＶ戦士だけに精神的支柱になりそうなだけに、古巣でもうひと花さかせてやりたい。
それにしても今の戦力で首位にいるのは奇跡に近い。若手の成長が大きいといえそうだが、他チームが乗れてない事が原因だろう。だからこそ、他が息を吹き返す前に投手陣を補強したいのだ。
お願いだからもう少し夢を見させておくれ、愛しのベイスターズよ。
オープン戦の好調ぶりから、今年は期待がもてそうだが、すべては明日の開幕戦の結果如何のような気がする。明日、久保でジャイアンツ戦をモノにすれば勢いがつくはずだ。
問題は打線。オープン戦最終戦で西武投手陣にあっけなく完封を許してしまったことが尾を引かなければいいのだが。
筒合、梶谷、ロペスがチャンスで打ってくれれば間違いないのだが。
とにもかくにも、今年こそ楽しませてくれ！
日本シリーズは、セ2位の阪神とパ3位の日ハムの対決が見えてきた。
リーグ覇者が2チームともクライマックスで敗退すれば、史上初めてとなるが、そんな珍事が起きてもいいだろう。
まあ、ベイフリークとしてはどうでもいいだけの話だが。
巨人とソフトバンクが優勝し、稲葉が引退し、そしてわがベイスターズの5位が決定した。オレの中でプロ野球シーズンは終わった。
クライマックスは、日ハム戦は見るかもしれないが、正直、関心は薄い。今年はひょっとしたらベイがと期待しただけに、ショックは大きいのだ。やはり三嶋の不調が計算外だった。10勝とはいわないまでも、6勝くらいしていたら、かなりいい線いったはずだ。うまくいかないもんだ。
来年は投手陣を大幅補強して、絶対に優勝争いしてほしい。去年までは春先で中継を観るのを止めたが、今年は例年になく観た。勝てば観るのだ。
