10月に入ってからの食料品の値上げには、さすがに生活危機を感じている。消費税値上げ時は、スーパーのこれまで内税価格98円が外税価格98円になり、実質3%以上の値上げにもかかわらず、正直、まあしゃあないか程度の印象だったが、半年後の物価上昇でさすがに脅威を感じている。
この現実を政治家は認識しているのだろうか。安倍首相は今年中に来年の消費税10%導入に結論を出すと言ったが、もはや無謀以外のなにものでもない。単純に100円が110円になると思ったら大間違いで、実際は物価上昇とリンクして100円が120円にも130円にもなるのだ。給料が消費税分も上がらない生活弱者にとって、年間の負担増はとんでもないことになる。
今さらながら禁断の消費税値上げカードを自民党に差し出した当時の野田内閣に罪深さを感じる。