21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

「維新」に泥を塗る愚かな政治屋

2015-11-05 08:17:02 | 政治にモノ申す

 2010年に大阪維新の会が現れてから、維新という言葉がすっかり軽くなってしまった。維新といえば、ご維新、つまり明治維新を指すというのが日本の歴史の常識だったが、愚かな政治屋たちによって今ではすっかり安っぽくなってしまった。

 今、維新を名乗る政治屋たちがやっていることは、単なる主導権争いで、世の中を変えるどころか、改革を叫ぶだけのバカ騒ぎの先頭争いにしか映らない。とてもじゃないが良識ある政党とはほど遠い、人騒がせな愚か者集団でしかない。

 橋下ら大阪系にしても、松野ら東京系にしても、何故に有権者を困惑させるだけの「維新」にこだわるのか。お前さんたちがまともな政治家なら、主義主張に亀裂が入ったら別れるだけ、大事なのは名称ではなく、何をするかではないのか。まともな政治家ならくだらない看板争いなどしている時間はないはずだ。

 あれほど騒がれた安保法案問題は成立するやすっかり鳴りを潜め、この国の安全があいまいにされたまま、関心は消費増税に移行した。軽減税率導入をめぐり、せっかく自公が割れているのに、野党は指をくわえて眺めるだけ。今でしょう、国民に訴えるのは。維新がどうしたではなく、国民を苦しめることになる増税をどうするかでしょう。野党が公明の後押しをすれば、自民は軽減税率を真剣に考えなければならなくなるだろう。

 TTPにしても自民任せで、野党の出る幕はなし。安倍政権のやり放題をいつまで放っておくつもりなのか。お前らを選ぶ有権者にも責任はあるが、高い歳費をもらいながらまともに仕事をしない愚かな政治屋はもっと悪い。

 マスコミももう維新のから騒ぎなど放っておけばいい。大事なのはこの先も安倍政権に任せたままでいいのかだ。増税に伴わない社会保障の低下、TTPによる一産業難民の増加、非正規社員の増加、国民の暮らしがますます困窮することは目に見えている。

 

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