グランアレグリアが抜けた人気だが、実績を考えれば当然といえそうだ。問題は中2週というローテだが、そのあたりは馬の状態を優先する藤沢師の見立てだけに大丈夫ということだろう。
逆転候補は、ハンデ慣れしているインディチャンプだ。古馬の牡馬58キロという斤量は、天皇賞と同じで力のある馬でなければこなせない。去年3着、一昨年1着と斤量負けは心配ないし、前走宮記念で3着と健闘しており得意のマイルなら逆転があっても不思議はない。
斤量面では3歳のシュネルマイスターも有利だ。前走57キロでNHKマイルを勝ったが、そこから3キロ減はいかにも有利。数字上は、グランを逆転する計算になる。初の古馬相手、しかもGⅠとなれば、そう簡単には勝たせてもらえないが、キャリアの浅いマル外だけに、乗れてる鞍上が秘めた力を引き出せばいい結果が出そうだ。
勝ち負けとなるとこの3頭に絞られるが、穴をあけるとすればダノンキングリーではないか。58キロも経験済みで、去年の春の勢いを見ればGⅠを勝つ力はあるとみていい。久々で人気のないここがねらい目か。
問題は実力馬サリオスの取捨だが、得意のマイル戦とはいえ絶好調とは言い難く、初の58キロはいかにもきつそう。ここは蹴とばす。来たら、やっぱりあんたは強かったのね、ごめんなさいしかない。
馬券は3連単4頭ボックスで勝負する。