G20と金融世界
はじめてのG20が終わりました。アメリカ発の金融危機で、世界中が困難に直面しているのに、何か、ことの本質を避けて、周辺だけの論議に終始している印象はぬぐえません。報道記事に、隔靴掻痒の感を抱く人も少なくないのではないでしょうか。
結果としては、マスコミなどの評価も 「何も新しいものはなかった」 というものです。
今の世界の金融システムを変えなければならないというのは共通意見だったようで、みんなで融通しあって、金融危機を最小限に食い止めましょう、金融機関監視や、格付け会社にきちんとしてもらうためのシステムも作りましょう、IMF(国際通貨基金)をより強力にしましょう、などと取り決めても、現状の金融世界がそう変わるものでもなさそうです。
新興国を入れたのは、確かに良かったと思いますが、この問題の解決のために新興国に役立って貰おうというのは少し酷でしょう。出てきた意見は、結局は新興国に迷惑をかけるなという意見がほとんどだったようです。
隔靴掻痒の感の源は、世界に迷惑をかけた張本人であるアメリカの反省もなければ、みんな遠慮しているのか、アメリカへの注文もなかったことでしょう。
世界で一番資金援助を必要としているのはアメリカで、これが変わらないと、いくらIMFを強力にしても、今度は世界のカネをIMFを通じてアメリカに流すシステムを作るだけになってしまうのではないでしょうか。
歴史に残るG20だ、などの発言もありましたが、どういう形で残ることになるのでしょう。
はじめてのG20が終わりました。アメリカ発の金融危機で、世界中が困難に直面しているのに、何か、ことの本質を避けて、周辺だけの論議に終始している印象はぬぐえません。報道記事に、隔靴掻痒の感を抱く人も少なくないのではないでしょうか。
結果としては、マスコミなどの評価も 「何も新しいものはなかった」 というものです。
今の世界の金融システムを変えなければならないというのは共通意見だったようで、みんなで融通しあって、金融危機を最小限に食い止めましょう、金融機関監視や、格付け会社にきちんとしてもらうためのシステムも作りましょう、IMF(国際通貨基金)をより強力にしましょう、などと取り決めても、現状の金融世界がそう変わるものでもなさそうです。
新興国を入れたのは、確かに良かったと思いますが、この問題の解決のために新興国に役立って貰おうというのは少し酷でしょう。出てきた意見は、結局は新興国に迷惑をかけるなという意見がほとんどだったようです。
隔靴掻痒の感の源は、世界に迷惑をかけた張本人であるアメリカの反省もなければ、みんな遠慮しているのか、アメリカへの注文もなかったことでしょう。
世界で一番資金援助を必要としているのはアメリカで、これが変わらないと、いくらIMFを強力にしても、今度は世界のカネをIMFを通じてアメリカに流すシステムを作るだけになってしまうのではないでしょうか。
歴史に残るG20だ、などの発言もありましたが、どういう形で残ることになるのでしょう。