付加価値で読む経済分析
tnlabo's blogで最も長期に安定してアクセス数を維持しているものが2つあります。
「雇用ポートフォリオ」 2007. 9.18
「付加価値の正確な理解を」 2008. 3. 26
です。このブログを書き始めたころには、付加価値問題を中心に、労働問題、労使関係などについて書いていこうと思っていて、自分でも確り書いと思います。
このところ、経済問題が圧倒的に多くなってしまいましたが。これも、今の経済理論(現実の経済政策も)真面目に付加価値の生産(創造)を追わず、安易に付加価値の移転で事を済まそうというものに変質してしまっているのが気になって仕方がないからでした。
そう申し上げれば、tnlaboの立場はご理解いただけると思います。
ということで、今回は、アベノミクスも一応のフォローを終えたので、付加価値という視点から見た経済という所に帰ってみました。
人間は、経済活動ということで一体何をやろうとしているのでしょうか。私は経済活動の目的は、「世界をより豊かで、より快適なものにするため」と考えています。昔は豊かさ中心、今は、豊かさの上に「快適さ」の比重が次第に大きくなっているようです。
快適という言葉はいい言葉だと思っています。これを「カイゼン」と同じように、「カイテキ」とカタカナで書いて説明しておられる先生に先日出会いました。
「カイゼン」と同じように世界語にしようと考えていらっしゃるのですか、とお伺いしたら、即座に「そうです」と答えられました。
豊かさのベースは基本的には量でしょう。快適さは人間の感覚の問題ですからこれは質の問題です。量から質へという事でしょうが、快適さを増すためには、より大きなGDPが必要になります。人間がより快適な社会を求めれば、それにはより大きなGDPが必要になります。つまり経済成長はいつまでも必要なのです。
生産されたGDPをどう移転させても、GDPは増えません。世界がより快適なものになるには、経済成長が必要です。ですから、いつの世も、人間はその時代が必要とする財やサービスの生産に従事することになります。
ところで、GDPとは「付加価値」の事です。付加価値は企業で作られます。法人企業、個人企業、NPOなどと企業にもいろいろありますが、付加価値を創るのは企業です。
企業は「人間」と「資本」で成り立っています。「人間が、資本を活用して、付加価値を創る」場所(装置、シシテム)これが企業です。(以下次回)
tnlabo's blogで最も長期に安定してアクセス数を維持しているものが2つあります。
「雇用ポートフォリオ」 2007. 9.18
「付加価値の正確な理解を」 2008. 3. 26
です。このブログを書き始めたころには、付加価値問題を中心に、労働問題、労使関係などについて書いていこうと思っていて、自分でも確り書いと思います。
このところ、経済問題が圧倒的に多くなってしまいましたが。これも、今の経済理論(現実の経済政策も)真面目に付加価値の生産(創造)を追わず、安易に付加価値の移転で事を済まそうというものに変質してしまっているのが気になって仕方がないからでした。
そう申し上げれば、tnlaboの立場はご理解いただけると思います。
ということで、今回は、アベノミクスも一応のフォローを終えたので、付加価値という視点から見た経済という所に帰ってみました。
人間は、経済活動ということで一体何をやろうとしているのでしょうか。私は経済活動の目的は、「世界をより豊かで、より快適なものにするため」と考えています。昔は豊かさ中心、今は、豊かさの上に「快適さ」の比重が次第に大きくなっているようです。
快適という言葉はいい言葉だと思っています。これを「カイゼン」と同じように、「カイテキ」とカタカナで書いて説明しておられる先生に先日出会いました。
「カイゼン」と同じように世界語にしようと考えていらっしゃるのですか、とお伺いしたら、即座に「そうです」と答えられました。
豊かさのベースは基本的には量でしょう。快適さは人間の感覚の問題ですからこれは質の問題です。量から質へという事でしょうが、快適さを増すためには、より大きなGDPが必要になります。人間がより快適な社会を求めれば、それにはより大きなGDPが必要になります。つまり経済成長はいつまでも必要なのです。
生産されたGDPをどう移転させても、GDPは増えません。世界がより快適なものになるには、経済成長が必要です。ですから、いつの世も、人間はその時代が必要とする財やサービスの生産に従事することになります。
ところで、GDPとは「付加価値」の事です。付加価値は企業で作られます。法人企業、個人企業、NPOなどと企業にもいろいろありますが、付加価値を創るのは企業です。
企業は「人間」と「資本」で成り立っています。「人間が、資本を活用して、付加価値を創る」場所(装置、シシテム)これが企業です。(以下次回)